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ヤクトリの女
【熟女/人妻 官能小説】

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褒美-9

真理子は、銀三の言葉に戸惑っていたが丁度その時衣類の乾燥が終わった。ドラム式乾燥機から衣類を取り出すと、再びコインシャワーの女性用ルームに入る。

パンツとショーツは、良く乾いていた。念の為、パンツをチェックしたが問題なく洗濯されていたので今乾燥が終わったパンツだけ着替えた。銀三が勝って来たパンツと洗濯、乾燥済みのショーツをファーストファッションの袋に入れると先程出た出口から駅に戻った。

一駅分だけ戻り、またあのホームの駅で下車すると乗り換え支部に近い駅の有る路線に乗車した。そして駅から歩いて支部に戻る。

ロッカーに袋を仕舞い、トイレに行き身なりを確認して自分の捜査課に入った。部下達に挨拶して状況を確認する、パソコンもチェックしたがツープッシュ摘発に繋がる有益な情報はもたらされていなかった。

真理子は、外回りの部下達にミーティングをするので戻る様にと連絡する。全員集まった所で真理子は銀三からの情報を話す。

摘発を逃れた半グレの残党がいて、大量のツープッシュを持っている事。ツープッシュを使った痴漢やレイプを撮影して、それを顧客獲得の手段に使っている事。

半グレグループは、ツープッシュにかなり資金を投資した為、回収を焦り凶暴化している事を話す。今の繁華街などでの内偵捜査で成果が出ないのは半グレグループが摘発からやり方を変えたとして、捜査方針の転換を発表した。

一つは、ネット関連の捜査で、痴漢やレイプの動画を上げ薬物の販売を持ち掛けるサイトの発見。ITスペシャリストの緒方と他2名が当たる。

もう一つは、以前の摘発で押収した顧客リストから摘発を逃れた人達から20名を選定して、これらの人々にツープッシュの売り込みや販売を察知する内偵捜査をして半グレの残党に辿り付く事を目的とする。

これには、電車内で内偵捜査に当たる捜査官を除く課の半分が当り、他課の応援を仰ぐと言う物だった。事前に部長に頼み、他課の応援を要請して貰ったが他課も忙しく応援は1ヶ月だけとの事だった。

リストの顧客に接触するのは、半グレに近い一般人の可能性が有ると伝える。これも銀三の情報からである。顧客となりうる人物の名簿作成は、主任の瀬戸に班長を命じ任せる。

最後に、半グレは、ツープッシュ販売をいくつかのグループに分けて活動している可能性が有るとして販売の元締めらしき人物を検挙する事が優先されるとして、それまでは逮捕など行わない様に命じた。


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