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こいびとは小学2年生
【ロリ 官能小説】

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琴美のオナニー-2


 普段よりもちょっとかすれた声でそう言いながら琴美がグラスに口をつける。そのグラス、さっき俺が使ったやつだぞ。

「いや、いいけどさ。大丈夫かよちょっと飲み過ぎじゃない?」

「ううん、まあ、自分ちだし、あした休みだし」

 グラスをシンクに置いた琴美は、ふらふらと歩いてベッドにごろん、と寝転んだ。顎をあげて目覚まし時計に視線を送る。

「もうこんな時間なんだ……どうする泊まってく?」

「どうするもなにも、もう終電ないよ」

 俺はベッドの横に腰を下ろしながら複雑な声色で言った。琴音が目を覚ましてしまった失望感と、泊まっていいならワンチャンあるかと思った新たな期待感が入り混じった声だ。

「あ、そうだよね……ふうう、あたし飲んだなあ今日」

「俺の倍は行ってるよ」

「うへ。飲みすぎたかなあ……」

 琴美が仰向けに寝転がったまま顔をこっちに向けた。全体的に赤っぽい顔、とろんとした目。

「ねえ」

 琴美の生温かい息が俺の顔にふっ、と届く。まだ酒臭いけど、その中にいつもの琴美の匂いがかすかに感じられる。

「あたし、またエロいこと言ってた?ていうか、言わされた?よね」

 端に笑みを浮かべた唇から漏れる言葉が、いつもよりもねっとりとした吐息と混じってやけにやらしく響く。

「ん、ああ……まあ、今日はちょっとディープだったかな……」

 とろんとした琴美の瞳にあてられそうになって逸した俺の視線の先で、琴美の右手がスカートの裾から入る。なにやってるん、だ、こいつ。

「……あ、やっぱ、あたし濡れちゃってる。久しぶりかも」

 琴美の右手がスカートの中で動く。スカートの裾がずり上がって、日に焼けた太腿が露になる。俺の視線はもはや「ごまかす」とか「取り繕う」とか、そういう概念を忘れ去ってしまっている。それは口も同じなようで、明らかな口呼吸を抑える神経が作用していない。

「すっごいエロいこと言わされたからかな……昔っから、セックスの話するとすぐ濡れちゃうんだよねぇ……あ」

「え、あ、どうした」

 激しい口呼吸で乾ききった舌が粘膜から剥がれない。

「あたし、なんかムラムラしてきた」

 琴美が腰を浮かしてそこに両手を入れてスカートを脱ぐ。割合にむっちりとした太腿と、ブラと同じベージュのショーツが俺の目に飛び込む。

「ちょ、琴美なにして……」

「ねえ、手伝って」

「……え」

「あたしオナニーするから、あたしに向かっていっぱいエロいこと言って」

「いや、そ、あの、エロいことって」

「だからぁ、例えば、もしあたしとセックスして、言葉で愛撫するんならどんなふうに言うか、みたいな感じとか。なんていうの言葉責め?みたいな」

 もう一度腰を浮かせた琴美がショーツに手をかけて膝のあたりまで下ろし、両足をばたばたささせるようにしてショーツをつま先から脱ぎ落とす。琴美の肉薄のつるんとした恥丘が露出する。琴美、パイパンだったんだ。その地丘の先、俺の目線からは角度的に見えない場所へ琴美の右手が移る。地丘の麓あたりを撫ぜるように動く右手の動きが徐々に早くなる。

「うん……あ……」

 琴美の、性的な刺激によって漏れ出す艶めかしい声。本来なら他人に聞かせないような、聞かせたとしても彼氏のような関係の相手にだけ、のはずの声。

「はぁう……ねぇ、早く、なにか言ってよぉ……」

 初めて聞く、琴美の甘いトーンの声。その声が、まだ酒臭さが残る湿った吐息に乗って俺に届く。会社の同期の26歳の女の子、身体の匂いや息臭やロッカーに残されたショーツに染み込んだ恥臭やたまのエロトークで射精させてくれていた俺のオナペットの琴美。その琴美が、パイパンの―たぶんVIO脱毛なんだろう―恥丘をさらけ出して、会社や居酒屋では出したことのない淫靡な声を漏らして、もしかしたら彼氏にすら見せたことがないかもしれないオナニーを始めようとしている。
 しのちゃんと裸でペッティングしたときとは異なる回路で勃起が起こる。8歳の幼女を裸にして身体を触りっこしたり手コキしてもらったりしたのも天上天下独占の興奮があったけれど、しのちゃんは「こいびと」―関係が維持できるかどうか不透明になってきたけれど―だから、さっき琴美が言ったように「付き合ってんだから当たり前」な部分がある。でも、今目の前で濡れた恥部に指を這わせて性的行為をしている琴美は、どんなに仲が良くても「会社の同期」であって「こいびと」じゃない。そんな女の子が俺の目の前で痴態を晒している。琴美の生肌、琴美の息臭、琴美の生声。それらを俺の五感に浴びせながらの琴美のオナニー。エロ動画のようだけど目の前に生身でいる、彼女じゃない、でもある程度親しくてそれなりに性的な魅力も感じていた女の子が見せてくれる、普通なら他人に見せない姿。
 体温も血圧も上がって思考回路がカオス化していく中で、俺のシナプスが最後の比較的冷静な信号を送ってきた。俺が琴美に言う内容次第で琴美がもっとエッチな姿態を見せてくれるようになるぞ、と。
 俺は必死で唾液を分泌させて舌や唇に潤滑液を送り込んだ。同時に脳内で琴美にかけるなるべく淫猥な言い方を誂える。琴美も言ってたけど、より直接的でちょっとキモいくらいが琴美の大脳辺縁系に作用するんじゃないか。
 口腔内と脳内の準備が整う。俺は、艶めかしい吐息を漏らす琴美の顔に自分の顔を近づけ、まだ酒臭さが残る琴美の息臭を嗅ぎながらささやきかけた。

「琴美……すっごい、やらしい顔してる」


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