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女講師の隠れた願望
【複数プレイ 官能小説】

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受容と前進-1

由紀は友人の香織に紹介された複数プレイサークルのサイトを見ていた。
確かに参加する女性のことを一番に考えていることは伝わってきた。
そこへサークルの代表から由紀宛てにメールがあった。
メールの内容はこうだった。

『ゆきさん、初めまして。やすらぎの会 代表の西村と申します。かおりさんからの紹介を受けて連絡させていただきました。興味を持って頂き誠にありがとうございます。私達は参加された女性が、また利用したいと思って頂ける集まりを目指しております。話をお聞きしたいということであれば、面談のお時間を頂きたいと思っております。その際はメールに添付されたアンケートにご回答頂けると助かります。宜しくお願い致します。』

丁寧な文章でとりあえずの安心感はあった。
アンケートには事細かに、プレイの際の要望やNG行為などについて、チェックしたり記入する項目が並んでいた。
挿入時はコンドームを必ずつけるかどうか、舐めて欲しくない部位はあるか、触られたくない部位はあるか、口内や顔や胸などで射精されたくない場所はあるか、アナルに関わる行為は有りか無しか、言われたくない言葉はあるか、特に言われたい言葉はあるか、苦手な人のタイプはどのような人か、等々、女性の要望をできるだけ聞こうという姿勢が見られた。またフリーで要望を入力できるようにもなっていた。
由紀は、乱暴にされるのは嫌であること、お尻はやめて欲しいこと、などを書いた。して欲しいことは大体項目に入っていたので、NGを付けずに返信した。

その日のうちに代表の西村から返信があり、面談の日時が決定した。
緊張が高まる日々、由紀は、まずは話を聞くだけだし、と自分に言い聞かせながら過ごした。

面談当日、とある喫茶店で代表の西村と会った。
40代くらいの落ち着いた雰囲気の男だった。
「ゆきさん、この度は興味を持って頂いて本当にありがとう。今日は宜しくね」
「こ、こちらこそ、宜しくお願い致します。」
「かおりさんから聞いてたけど、こんなに綺麗な人だとは。とても嬉しいよ。不安なこともあるだろうから、何でも聞いてね。」
西村はとても優しい口調でそう言った。由紀はとても好感を持てた。
一通りその日の流れについて聞いた。とても興味深いものであったが、不安はどんな男性が来るのかだった。
それについて聞くと西村は
「会員に、その日来れる人を募集するという場合もあるけど、ゆきさんみたいに初めてだったり、不安がある人の場合は、僕が人選して依頼してるんだ。もちろん初参加の人は無しで、僕がこの人なら大丈夫と思う人ばかり。ゆきさんには僕たちのサークルを気に入ってもらいたいから、そこは絶対に妥協しないようにしたいと思うよ。」
と真剣に話をしてくれた。
そして少しずつ由紀の不安は取り除かれていった。
どのような人が苦手で、こういう人は大丈夫という細かい話もできた。

話を進めていく中で、由紀は参加を決意した。
というより、その世界に飛び込む感覚だった。

「決めてくれてありがとう。本当にうれしいよ。こんなきれいな子が来るなんて、皆喜ぶと思うよ。」
「い、いえ、私なんかでいいのかなと、そればっかりで…」
「そんなそんな。ゆきさん、本当に自信もっていいと思うよ。本当に綺麗で素敵な人だよ。当日楽しみにしてるね。」

当日までの間、由紀は緊張と期待と入り混じった複雑な気持ちで過ごした。
そしてこれまで、抑圧しながらも何か理由をつけながら行動していた性行動に対して、自分がしたいと思うからする、という考えも少しずつ出てきた。
するとここ最近の性体験を肯定でき、それらを回想しながら激しく自慰をすることができた。
家庭教師の教え子である高校生の童貞を奪ったこと、その日の高校生は由紀に興奮し10回も射精し、それを受け止めて由紀も興奮したこと、塾講師をしていた時の同僚と複数プレイをしたこと、3人の男達が由紀に興奮して群がり、由紀はとてつもない快感を経験したこと、塾長にされるがままにされ、指技と舌技と太いペニスで何回も絶頂に至ったこと。

そこには自分の欲望があった。自分のそんな卑猥な一面を肯定しよう、そう思うと毎日のように、覚えたてのように、激しく自慰ができた。
由紀は、男性が自分の体に興奮して勃起する姿にゾクゾクする感覚があること、自分の顔や体を褒めてもらえながら性行為をすることに喜びを感じること、男性が声を出しながら射精する瞬間が好きなこと、などをはっきりと自覚するようになった。

由紀は日に日に性欲動が高まっていくのが分かった。そしてそれを素直に受容できた。

そしてついに、その日を迎えるのであった。


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