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恥ずかしの高校ミスコン
【学園物 官能小説】

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裸審査-5

 しばらくして梨佳が手洗いから戻ってくると、審査は再開された。
「じゃあ、最後は奈津江だ。こっちに出なさい」
 呼ばれると、奈津江は決意のとおり、堂々とした足どりで歩み出た。背筋を伸ばした姿勢で、すっくと男たちの前に立つ。
 それだけでも十分にFカップの胸は強調され、教師たちの視線を吸い寄せる。

「ふむ……バスト89か」
「ずいぶんエッチなからだつきだな。これで高校生か?」
「実にけしからんボディですね」
 間近で見れば、奈津江のグラマラスなからだの迫力はなおさら圧倒的だった。これほどの豊満さは、大人の女であってもそうそう出会えるものではない。直前に見たのが華奢な美景だから、なおさらインパクトも増すというものだろう。

「もっとしっかり見たいな」
「胸をもっと突き出してくれ」
 奈津江は、臆することなく言われたとおりにした。躍動感に満ちたバストが迫ると、男教師たちも思わずたじろぎそうになったぐらいだ。

「揉んだら気持ちよさそうですね」
「なあ、ちょっとぐらい揉ませてもらっていいか」
「接触は厳禁と言いました、黒井先生」
 昭代からの制止が入るが、それならばと別のことを求めてくる。

「じゃあ、自分で揉んで見せてくれないか」
 そんな屈辱的とも言える要求だが、奈津江は表情を崩すこともなく両手で乳を揉み、その柔らかさと弾力、豊かさをさらにアピールして見せた。
 それを見た男たちの中には、自分で揉んでいる様子を想像させられ、興奮を隠せない者までいた。

 奈津江はさらに言われるまでもなく、片手を後頭部にやり、そちらに向けてからだを斜めにするセクシーなポーズを決めた、教師審査員たちに訴えた。
「今度は尻だな。な、お尻をこっちに突き出してくれ」
「太もももムチムチですね」
「ほんとにこれで17歳か?」
 奈津江の臆しない振る舞いはいよいよ彼女の高校生とは思えない色香を押し立て、中年男教師たちを瞠目させる。

「毛も濃いな」
「大人でもここまでの女はそうはいないぞ」
「可愛さより大人っぽさに全振りしてますね」
 下腹部を覆う濃密な茂みは、恥じらって秘裂を隠そうとしているというより、むしろそこに注がれる男のまなざしに挑むような佇まいと見えた。
 先の美景とは、何から何まで対照的といえる裸体だった。

 こうして最後まで物怖じすることもなくアピールを続けて、奈津江は自分の番を締めた。
 これで行ける気がする、と彼女には手応えがあった。

「では先生方の審査作業はここまでです。お疲れさまでした」
 そう言うと昭代は彼らから書類を回収し、コンテストの最初からいた女性教師2人のもとに運んだ。

「ではこれから集計作業に入ります。これまでの各ステージの採点を合算しますので、しばらくお待ちください」
 こうして女性教師2人と生徒会の2人による集計作業が始まった。この4人がここまでのステージをもとに評点した書類もあわせ、出場者ごとにまとめると、机上のPCに入力して合算を進めていく。

 出場者の3人の少女は、いまだ全裸のまま、それぞれの思いでその作業を見守っていた。

 美景にしてみれば、早く発表が終わり、この忌まわしい時間から解放されたい、という思いでいっぱいだった。ここまできてしまったのだから、どうせなら1位になって本当に学費免除になればいいのに、という気はあったが、それを強く期待している訳でもない。梨佳もすっかり心身ともにすり減らされていて、結果発表などどうでもよくなっているような表情が窺える。それに対して奈津江は自身の勝利を確信してか、発表を心待ちにしている様子だ。

「福部先生、全員の集計が終わりました」
 他の3人の集計を見直して確認する役目だった生徒副会長の小林が告げた。
「それでは合計点を発表します」
 昭代がアナウンスすると、それぞれの集計を担当した審査員の口から、一人ずつ点数が読み上げられる。

「2年C組・山西梨佳さん、83点」
「2年D組・深瀬美景さん、92点」
「2年F組・大渡奈津江さん、90点」


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