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ショールーム・立てこもり
【鬼畜 官能小説】

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麻衣・陵辱-1

「長期戦になりそうだ」
 ブラインドの隙間から外を覗いた元山が言った。
 事件発生から四時間。犯人を刺激しないためなのか、パトカーの赤色灯も今は消え、ジュラルミンの盾を持った警官隊が緊張した面持ちで遠巻きにしている。
「腹減りましたねえ、ゲンさん」
「もう死にそうですよ」
 性欲を満たした男たちの新たな欲望は食欲だ。
「出前でも頼むか」
「ウーバーですか?来ますかね」
 怪訝そうな二人の中年男に対して、元山だけは自信ありげだ。

『はい、○○警察署』
 受話器からぶっきらぼうな男の声が聞こえてきた。
「出前をお願いしたいんですけどね」
『出前?・・・ふざけるなッ!ここは警察だッ!』
 捜査本部が設置されたのだろう、署内の喧騒は受話器越しにも伝わってきた。ただこれほどの大事件を地方の一警察署が対応出来るわけもなく、○○署の狼狽ぶりが目に浮かぶ。
「いいのかい、そんなこと言って・・・あんた一生後悔するぞッ」
『何ッ・・・』
 警察官特有の勘がはたらいたのか、相手は黙った。
「弁当だ。弁当を九個、東京環状のリナックスに届けてくれ。キンキンに冷えたビールも忘れるな」
『九個?十個じゃないのか』
 人質の人数も把握したらしい。
「死人にも食わせろってか」
 元山がゲラゲラと笑った。
 腹が減ってイラ立ってるんだ。気の短い仲間が引き金に指を掛けるかもしれねぇ――――そう言うと元山は電話を切った。

 全裸のコーディネーターたちが、四つん這いで床を這っていた。女たちの尻や背中をテーブル代わりに、食事をしようというのだ。
「ほらッ!ケツをこっちに向けねえかッ!」
「は、はい・・・」
「馬鹿ッ、動くなッ。ビールがこぼれるじゃねえかッ!」
「も、申し訳ございません・・・」
 激しい叱責とともに、小気味よい音が響く。男たちが裸の尻に手を振り上げたのだ。怯えきった人質たちは、唇を噛みながら、屈辱的な四つん這いに耐えている。

「唐揚げ弁当とはシケてるなぁ」
「高額納税者をナメてるぜ」
 勝手なことを言いながら、男たちは弁当をむさぼり食った。
「晩メシは寿司だな。本マグロの大トロ入りで」
「酒は純米大吟醸。それでワカメ酒よ」
「俺は肉だな。松阪牛A5ランクに赤ワインだ」
「オードブルも頼もう。一度やってみたかったのさ、女体盛り」
 酒が飲めて女が抱ける―――人質と拳銃さえあれば、すべてが思い通りになると思っていた。悲惨な人生を送ってきた彼らにとって、ここはまさに地上の楽園なのだ。

 女たちの白い背中には空のトレイや空き缶が散乱していた。その胸元には、重力に抗えずに垂れ下がった乳房が揺れている。
 二十歳から三十三歳までの張りのあるバストは色も形も様々で、まさに十人十色だ。ただそこは若い女らしく、どれもピチピチと弾むような肉質に覆われている。
「美味そうなデザートじゃねえか」
 ブドウ棚に実った十二個のマスカット。男たちは好みのおっぱいを鷲掴むと、フルーツ狩りを楽しむようにゆっくりとまさぐり始めた。




 


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