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「天才少年」
【熟女/人妻 官能小説】

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J麻子の恋人-1

「三浦さんだってマスコミに阻まれて彼氏どころじゃないでしょう。」
「君とは違うわ。ちゃんといるわよ。」
「へ一マスコミの目があるからかなり巧妙な手口を使っているんだ。」
「そうなの。それに・・・・誰にも言っちゃ駄目よ。この子こんど私の事務所と契約してフリーになるの。
うちの事務所は恋愛に甘いからその時点で婚約を発表する予定よ。」
「へー相手は誰ですか?どうせ発表するんだったら教えてよ。」
「もうすぐ来るからすぐにわかるわよ。」
「だ、駄目ですよ。表にはマスコミの車が数台停まっていますよ。二階から見ればわかりますよ。」
「大丈夫よ。月に二度は私のベッドを貸しているの。今まで一度もバレた事ないわ。」
「彼とはそういう関係なんですね。清純な三浦アナに惹かれているファンが可愛そう。」
「この子こう見えて意外と肉食系なのよ。月に一度じゃ物足りなくて二度に増やしたのよ。」
「それじゃ大急ぎでベッドルームの剪定道具を片付けてきます。」
道具を工具箱に仕舞い鉢植え回りに掃除機をかけた。
周りを見渡した後消灯して寝室を出た。
鉢植えの防虫機がステンレス製に戻った以外はいつもと変わらないベッドルームであった。

「あっ、神木隆・・・・さん。」今人気絶頂のイケメン俳優だ。
「麻子待たせたね。ロケの途中で抜け出してきたので1時間半ぐらいしか時間が無いんだ。
君は用意してベッドルームで待っててよ。」
そうつぶやいてシャワールームに消えた。
しばらくして麻子のあの時の声がリビングにまで聞こえ始めた。
和樹は笑いながら肩をすくめ綾子に尋ねる。
「神木さんどこから入ってきたの?」
「隣のご主人が亡くなられた後、地下の駐車スペースを4台分お借りしたの。
うちの主人、君も知ってるようにスーパーカーマニアで置く場所もないのに買ってくるのよ。
一時中庭の芝生に停めていたのを見て隣の奥様が声を掛けて下さったのよ。
もちろん地下駐車場どうしをを結ぶ通路もつくったから入ってこれるの。」
「なるほどそれじゃリポーターも記者たちも気づけないよね。しかし三浦アナのよがり声凄いですね。」
「そうなのよ。いつもそうなの。私までおかしくなりそうよ。」
「でも綾子さんはいつもあれより激しくいい声で泣いてくれるんですよ。」
「嘘よ。大人をからかっちゃいけないわよ。」無意識だから本人にはその自覚がないのだろう。
「それに麻子の来る日は家政婦も休ませているから事後の掃除は私がしなきゃいけないの。」ぼやき始めた。
「最初は使用済みのゴムがダストボックスに捨てられていたのよ。さすがにそれは注意したけどね。
旦那や家政婦に見られたら私の浮気が疑われるわってね。」
いかにして綾子より先にベッドルームへ入るかを思案していた和樹には渡りに船だった。
「じゃ、そのベッドメ−キング僕がやります。お屋敷の奥様のする仕事じゃないですよ。」


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