投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

「天才少年」
【熟女/人妻 官能小説】

「天才少年」の最初へ 「天才少年」 19 「天才少年」 21 「天才少年」の最後へ

N崩壊-1

婚約発表の途中から記者達の人数が少しずつ減っていく。
本社から連絡が入った。
「すぐに帰社しろ。三浦麻子の物凄いビデオがネットに流されたんだ。
婚約発表なんて霞んてしまうほどのニュースだよ。
帰社してすぐにこっちの原稿に取り掛かれ。」
このニュースは瞬く間に全国に行きわたった。
「あーこれで麻子もお終いだわ。なんて馬鹿な子なの。」
高島綾子は後輩のニュースを嘆いていた。
ふと映像を見てその背景に驚いた。
(カメラの位置は鉢植えの虫取り機のあたりだわ。)
昆虫の嫌がる電波発信機ではなく撮影機材だったのに気付く。
その瞬間自分もあの発信機の前で歓喜の泣き声をあげたのを思い出す。
(もしかしたら私も盗撮されているかもしれない。)
それからだ。和樹が承諾もなしに高島邸を訪れる様になったのは。
ふらっと来て綾子の女体を堪能し帰っていく。
その訪問回数も次第に増え要求もエスカレートしていく。
かって「社長夫人の優子は何でもしてくれるんだ。」
って言っていたが今綾子はそれ以上の事をさせられている。
(間違いない。盗撮されている。)
和樹は何にも言わないし綾子も怖くて口に出せない。

恐ろしい。
この子には逆らえないわ。

                       <終>


「天才少年」の最初へ 「天才少年」 19 「天才少年」 21 「天才少年」の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前