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『HIDDEN AFFAIR』
【学園物 官能小説】

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『HIDDEN AFFAIR』-5

「いいのかな…、こんなとこでしちゃって」
解り切った質問を意地悪くする。

ぬっぷぅっ!

激しく出し入れをする。ぶつかる尻の柔らかさが心地よい。
ぱぁんっ。
小気味良い音が図書室中に響き渡る。
「いぃ…っん…。ん…ふぅっ…」
腰が密に押し付けられ、そのままぐいぐいとなすり付く。
「アンッ…!くぅっ!」
「棗…、コレ好きだよな?奥でこうやって…」
ぐぬぐぬ。
「ぅ…、すきぃ…、奥でぐりぐりって…もっとぉ…」
とうとう本心があらわになる。
「もっと?どうしたい?おねだりしろよ」
ぬちゅうっ。
「ハァ…んっ、いやぁ…」
「いや?嫌ならやめる」
ねぷ。
きつい戒めを解こうとする。
「やぁだぁ…やめないで」
「だったらお願いしろってば」
くにくに。
乳首を両方とも交互に引っ張る。
「ぃ…あぁ…、お○んちん…奥でもっとぉ…」
虚ろな目で懇願する。
…たまんねー。
今更ながら、思ってもいなかったシチュエーションに残虐心が煽られる。
「どうしようかな…。やっぱ誰かに見つかったらやばいし…」
「そんなのずるいよぉっ!おねがい…、早く」
「いいのか?そんなこと言って」
くりくり。
乳首を嬲る。
「はぁあんっ…!ほしいよぉ…、きてぇ…」
自ら腰を揺らし、深い挿入を得ようとするが、空哉は躱(かわ)す。
ぐっと腰を押さえ棗の耳に口を寄せる。
「棗のエッチ」
「だって…、空哉が悪いんじゃん…」
「我慢できないくらい感じたいんだろ?」
こくん。
「いいよ」
尻の肉をぐっと掴み、いきなり熱い攻撃を与える。
「はうぅっ!!すごい…」
「ハァッ…、気持ち、イイ?」
「…うん、すごく」
「俺もすっごいいいよ…。う…ンッ!」
ずむっ!
「ぁんっ!くぁ…、いいン…」
棗の身体が反る。
「うわ…締まる…」
キュウウゥッ!
棗の右腕を取り、引っ張るようにしてより深い挿入を行う。
「ぃやあぁっ!ふかいぃっ!」
「すっげ…、棗…、さいこー…」
普段の沈黙を破られた図書室には二人の作り出す悦楽の嬌声と淫靡な滴音だけが響いている。煉瓦造りのこの建物からは決して外には漏れることはない。興事に耽(ふけ)る二人には周りの景色は見えなかった。
ただ貪欲な熱望だけが本能を駆逐し、支配していた。
ヌチャッ!ニュプニュプ…。
…今までで一番いいかも…。
性交に関してそこまで貪婪ではなかった棗だったが、初めてこのような学び屋で行うことへの罪悪感が逆に快感へと変わっていく。
空哉もそれは同様で、このスリリングな状況が反って刺激へと走らせて行った。
「空哉ぁ…、あたしイっちゃいそう…」
「俺もイキたいかも…」
もう少しこの雰囲気を味わっていたい気もする。
しかし、互いの興奮は頂点へ向け、既に張り詰めようとしていた。
「一緒…いこうな。棗…」
「んっ…」
空哉は棗の腰を掴む手に力を込める。
ギュプゥ!
「い…いやあっ!いくぅ!」
深々と差し込まれた空哉の肉剣を全身で受け止めた時、棗の身体に電気が走る。
そしてその波は空哉を包み込む肉襞へと伝わる。
「くぅ…!」
…締まりがやば…。出る!
直ちに引き抜き、掴んだままの尻に向けて熱い滴りを浴びせた。
棗はガクガクとして自由の利かない脚をそのまま畳み込ませ、床に腰を付けた。
呆けたような表情だが必死に呼吸をしている。
空哉も大きく息を吐きながら、隣に腰を降ろす。目が合って、お互い我に帰り、恥ずかしさを感じた。
空哉は照れ隠しに棗に口づけした。棗甘んじてそれを受ける。
この後始末をどうしようかと考えながら。

「もうどうしてくれるのよ」
抗議する棗に戸惑う空哉。
「そんなこと言われたってなぁ」
あの日以来、1Dのタニグチ君の棗への猛烈なモーションが始まった。
棗はなんとかそれをかわしながらあのことを後悔している。
「もう絶対あんなことしないんだから」
棗の堅い決意の裏で空哉は再びそのスキを狙うのだった…。


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