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『HIDDEN AFFAIR』
【学園物 官能小説】

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『HIDDEN AFFAIR』-4

両者が淫猥で甘美な苦痛に耐え切れないと思った瞬間だった。

キーンコーン…。

チャイムが鳴り響く。壁時計の針は5時を指している。
棗はホッと一息ついた。
閉館の時間。
閲覧席にいた生徒が身支度を始める。そして出ていくと、棗と空哉の二人きりになった。
「ねえ、もうみんな出てっちゃったよ?あたしたちも帰ろうよ」
スカートの膨らみがもぞもぞと動き、やっと空哉が顔を出した。
「いやー、実にスリリングだったネ」
ふざけてそう言うが、棗はふくれ面だ。
「ネ、じゃない!もうスケベ!」
「そう怒んなって。棗だってすごく感じてたじゃん。気持ち良かったんだろ?」
すりすりと太股を撫でながら。
「や…、だってぇ…。でもこんなとこでするのはずるいよ…」
「ホラ、また濡れてきた」
「うそ…」
スカートをまくりあげ、今度は明るい中に曝す。
めくれたショーツから、尚も愛液が溢れ出ていた。
「…ここでしちまうか?」
「な、に言ってんの?誰か来たら…」
「来ないよ」

ぬっぷ…。

「ふわぁっ!」
棗の体が大きく跳ねる。
空哉の中指が秘部の溝に潜り込んでいた。

くぷぅっ!

中で指がせわしなく動いている。
「は…!あぁんっ!お願い…、鍵だけでもかけて…」
ぐぬぐぬ。
「イヤぁ…!」
蠢く指が棗の一番感じるところを捉らえた。
「あっ…、だめぇ!」
…ざらざらしてる、ここが好きなんだよな…。
秘部を弄ぶ一方、左手はいつの間にかブラウスの中に潜り込み、温かな乳房を愛撫している。
「くうやぁっ!いっちゃいそうだよぉっ!」
「え!?こんなとこでイクの?いいのかよ」
わざとらしく驚いている。
「やっぱダメだよな、こんなとこでこんなことしたら」
指を深く挿入した。
「あっ…、くぅぅっ!」
「やめような、見つかったらやばいもんな」
指を引き抜こうとした。
「あ…、ぃや…」
「え?なに?どしたの?」
棗の顔はこれ以上にないほど赤くなっている。
「どうした?」
棗の口元に耳を寄せる。
「いいんだろ?抜いても」
「あ…その…」
「何だよ聞こえねえ」
体を寄せる。

にちゅうっ!

同時に指を深く挿入した。
「やぁあんっ!」
「やっぱイヤだよな、こんなこと」
ぐちゅぐちゅっ。
出し入れを繰り返す。
「は…っ、ひ…」
「やめようか?」
「や…ぁ」
ぐちぐち。
「いやなのか?」
「う…く」
脚を思い切り開かせる。
「いやだろ?こんな恥ずかしいこと、棗は」
ぬる…んっ。
指を引き抜き、そのまま棗の目の前に曝す。
「うわぁ、すっげぇ」

ねと。

空哉の長い指に絡み付く愛液は明かりの下、キラキラと光っている。
「やぁ…」
「こんなに濡れてた…」
棗は目を反らす。
「ほんとにイヤだった?」
「…」
「イキたかった?」
俯(うつむ)いて黙っている。
「棗…」
棗の顎に指を添え、傾けると口付けをした。
「…ん」
「いじわるだった?」
口を離す。
こくんと棗は頷いた。
愛おしさが急に込み上がる。
…かわいい。
椅子に座ったままの棗を後ろから抱いた。
「空哉…」
「あのさ…、すごくしたいんだけど」
耳元でそう囁かれると胸が高鳴る。
「したいって…?」
空哉は答えず、棗の腰をぐっと掴む。そのまま立たせ、カウンターに手を付かせる。
そして腰を高く引き上げると、すばやくショーツを下ろした。
「くうやっ…!」
非難に近い声を上げるが、やはり彼は黙ったままで、トランクスを下ろすと露(あらわ)になった一物を手にし、そのまま棗の秘部に押し当てる。
ヌチュ…。
「ひぁっ…!」
「簡単に入りそう…」
「ヤってばぁ…」
「ウソ。すっごい欲しそう」
ぐぬぬっ…。
「んあぁっ!」
それはいとも簡単に空哉を受け入れた。
「うっわ…、なんか気持ち良すぎ…」
蠢く棗の内部は待っていたかのように悦びに戦慄(わなな)いている。
「ひァんっ…」
空哉はもどかしげな手つきでブラウスのボタンを外すと、ブラジャーを引き下ろし、両手で乳房の柔らかさを味わった。


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