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【学園物 恋愛小説】

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想[11・日記]-3

10月20日
私はまだ鋼吾が好き。取られたくない。


10月25日
主里ちゃんのどこを好きになったの?鋼吾、どうして私じゃダメなの?教えてよ!!
何回、鋼吾に電話を掛けようとしたか分からない。でも、実際は勇気がなくて、出来ない。


10月31日
鋼吾が好きになった主里ちゃんて、どんな子なんだろう。私と何が違うんだろう。


11月2日
別れてから丁度、一ヵ月経った。電話出来ないなら直接行こう。そして、もう一回告白しよう。


11月3日
主里ちゃんに会った。それで、お話した。
背が高くて、人懐っこい子だった。それで、私と違ってノーメイクなのに可愛い。私に話し掛けて来た時の笑顔は、悔しいけど本当に可愛かった。
鋼吾のことはまだ好きだけど、なぜか新しい恋をしたいとも思えた。





11月28日
あっちは気付いてなかったみたいだけど、手を繋いで歩く鋼吾と主里ちゃんを見た。鋼吾があんなに笑顔なのを私は見たことなかった。
本当に好きなんだね。
でもね、私も負けないくらい鋼吾のこと想ってたよ。過去形なのは、二人を見て、私は鋼吾のその笑顔を引き出せないって思ったから。そう思ったのは、たぶん、二人を認めてきてるからだよね…。前の私だったら、絶対主里ちゃんと自分を比べてた。主里ちゃんの存在自体が、鋼吾を笑顔にするんだね。私にもそんな人が絶対いるはず!
だから私も、早く恋しよーっと!


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