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お祭りの少年
【ショタ 官能小説】

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年に一度のお祭り-2

「おい、ケンタロウお前の衣装はこれな?」

そう言って渡された衣装を見て絶句する。
それは真っ赤な褌だった。

「えっ!?︎これ着るのか?」

思わず聞き返してしまった。

「当たり前だろうが!何驚いてんだ!今年はお前が神輿のリーダーだ。リーダーは赤い褌を締めるって決まりだろ。」

マジか〜嫌すぎるんだけど…… でもここで拒否してもいい事はない。
仕方なく覚悟を決めてその衣装を着た。
そして祭り当日になった。
祭りの会場となる広場にはたくさんの見物客が集まり大賑わいをしている。
そんな中、俺達神輿チームは白い布で作られた法被のような物を羽織り、頭にハチマキを巻き、腰には大きな鈴をつけている。
そして手には大きなうちわを持ち、太鼓に合わせてリズミカルに振りながら祭りを盛り上げる。いよいよ出番になり俺達は会場の中央に設置された舞台へと上がった。
観客から一斉に歓声が上がる。

『おおー!』
『キャァ〜』
『かわいいぞぉ』

などと言う声が聞こえてくる。
うぅ〜めっちゃはずいんですけど…… そして祭りの目玉であるメインイベントが始まった。
まずは神輿チームが担ぐ神輿が登場する。

「さぁみんな行くぜ!」

『おう!!』
威勢の良い掛け声と共に神輿が動き出す。

「よいしょ、こらしょ、どっこいしょっと……」

俺は気合いを入れて担ぎ始めた。
すると周りの大人たちも同じように掛け声を出し始める。

『よいしょ、こらしょ、どっこいしょっと!』

「あああ〜」

俺は恥ずかしくて顔から火が出そうだ。
なんせ周りにいるのはデジカメやビデオカメラを持ったおっさんばかりなんだもん。
そして神輿が村の中に入ると見物客からは拍手喝采が起こった。


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