触れられる女、になれた私-5
その夜、パジャマがわりのジャージを着て洗面所から出てきた私を、
「お姉ちゃん……」うらすが、うしろから抱きしめてきた。
「心配ないよ」私は言った。「私はしっかりしてるからね。」
うらすは私の背中に熱い息を吹きつけながら言った。
「お姉ちゃんが、変な奴のえじきになってなくてよかったよ……」
………
私は、あの野郎の仕掛けたワナにかかってた自分を恥じた。
【おしまい】
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