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ワンメイク!
【スポーツ 官能小説】

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決勝O女子50mバタフライ-1

松村奈央は1種目でも優勝したいという思いでこの種目に向かうのに対して、大学2年生の石田明日香は今の自分がどこまでできるかを試したいという思いでこの種目に臨む。
明日香は小学校入学と同時に地元のスイミングスクールに入って水泳競技を始める。バタフライを専門にするようになった5年生でメキメキと頭角を現し全国大会に出場するくらいになった。中学になっても水泳を続けていたが、学校に水泳部がないために陸上部に入部。短距離を中心に活躍し、こちらでも全国レベルで戦うまでになった。その後進んだ高校・大学には水泳部も陸上部もあったので両方の部活の練習に参加し、両方の全国大会に何度も出場するまでになった。その上、大学に入学してからはダンスサークルに入り、コピーバンドならぬコピーアイドルとして学園祭でライブを行ったこともある。いろいろと体を動かしてできあがったEカップとヒップから太ももにかけてのムッチリしたボディラインが目をひく。

奈央が4レーン、明日香が5レーン。6レーンには予選4位の高校生、若槻春佳がいる。
スタートしてからの反応は明日香が一番いい。奈央もほぼ差がなく続く。ムチッとした明日香のヒップがドルフィンキックを打つたびに浮かび上がる。奈央のヒップも疲れを感じさせずに躍動している。
残り15mで奈央と明日香が並ぶ。50mが苦手な春佳は離された。瞬発力勝負なら奈央も明日香ものぞむところ。残り10mでも5mでも差がつかない。最後のタッチで勝負が決まる。観客の視線も、奈央と明日香の視線も、電光掲示板に集まる。1着は奈央、2着は明日香。100分の1秒の差で勝負が決まった。
勝った奈央は右手でガッツボーズを見せたり水面をたたいたりして喜びを爆発させた。自己ベスト更新の明日香も観客の声援に手を振って応えた。

「ガッツポーズしたのは久しぶりです。今考えるとこの大会中は体が重かったからあと一押しが足りなかったかなと思いますが、今回は目一杯体が動いたので最後の一押しができました。柴田さんが一緒だったらもっとうれしいですけど、それは今度ということにします」
会見を終えてクールダウンに向かう奈央には女性ファンから祝福の声があり、満面の笑みで応えていた。
「陸上だと100mで1000分の1秒の差で勝ったことも負けたこともありますが、水泳でこんな競り合いをしたのは多分初めてです。松村さんくらいの選手とギリギリまで競られたのは自信にしていいですよね。陸上はセパレートタイプではありますけど、先輩(2年先輩で短距離とハードルが専門の白石奈々。明日香と共に美人アスリートとして週刊誌に取り上げられる)に教わってショーツをハイレグにリメイクして使っているので、今回のハイレグには抵抗なかったです」
濡れた長い黒髪を右側に流して会見場に姿を見せた明日香。濡れた水着からは形のいいEカップと小さな乳首が浮かび上がっている。そして、結果以上に楽しめたようで笑顔もとびきりのものだった。


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