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ワンメイク!
【スポーツ 官能小説】

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2017年10月12日−開幕前日-1

「全日本選抜」の会場は水泳のメッカである有明の東京国際プール。選手たちは通常の大会と同様関係者通用口から入る。いつもならそこからプールサイドに設けられた選手・関係者ゾーンに向かうところだが、この日はすぐにロッカールームに行くように役員に促される。そしてロッカールームで裸になるように命じられる。男子選手も女子選手も役員に言われた直後には戸惑いを見せていたが、次々と全裸になっていく。全裸になった選手たちは多目的スペースに作られた男女それぞれの検量ゾーンに進む。

検量ゾーンには水着が山のように積まれたテーブルが置かれている。その手前に選手が順番待ちのために座るベンチが何台も並んでいる。そのベンチに次々と裸になった選手たちが座っていく。男子ゾーンには屈強な逆三角形の筋肉とフルチンを兼ね備えた選手が、女子ゾーンにはメリハリあるスタイルを誇る選手が並ぶ。
「女子50m自由形、100m自由形、川口ルリカさん!」
ファイルを持った役員が選手を呼ぶと、ベンチに座っていた選手が立ち上がり役員の近くに歩み寄った。もう1人の役員は身長とバスト、ウエスト、ヒップを計測し、選手を呼び出した役員にその数値を伝える。
「川口さん、Lサイズです」
選手は水着のテーブルに進み、役員から指定された水着とゴーグル、スイムキャップを受け取る。そして、検量スペースの側で水着を着て長いすに戻る。順次、他の選手も検量を受け水着姿になっていく。
女子選手に渡された水着はO社製のかなり薄い生地のハイレグワンピース。サイズによって色が変わっているが、どれもパステルカラーなので水に濡れてもいないのに乳首どころかへそや腹筋が浮き出て見えるくらい密着している。

水着が行き渡ると選手は一斉にプールに移動し水着を着用してのトライアルに入る。大会前日に泳げるのはこの時だけなので着心地を確認できる貴重な機会になる。

「うーん、水に入ると胸のあたりがきついなぁ」
自由形の短距離2種目に出場する高校3年生の川口ルリカはバストの締め付けが普段使っているものよりきつく感じているようだ。Eカップのルリカにとってはプルがうまくできないのをどうするか苦心していたが、その一方でハイレグでキックが楽に打てるようになっているのを実感していた。トライアルの時間が終わってプールから上がると、乳首どころか乳輪含めてバストの形がくっきりと浮き出ている。普段のレースで使う水着では乳首が浮き出る程度だが、ここまではっきり浮き出る水着はルリカにとっては初めて。しかし、それはあまり気にならないようだった。

「やっぱ、ハイレグ楽だわぁ!」
100mと200mの平泳ぎと200m個人メドレーに出場する大学2年生の高橋ともえはこの水着に満足している。高校の頃までは今回のような密着度が高いハイレグ水着を好んでレースにも着ていたし、最近使っている膝丈のハーフスーツが窮屈に感じていたので、泳ぎに軽快さを感じていた。Dカップで小尻のともえがプールから上がると、やはりバストの形はくっきりと浮き出るが乳輪も乳首も小さいのでルリカほど目立つことはない。むしろ、小尻であるためヒップの割れ目の方が目立っているようにも見える。

「全裸で泳いだときと一緒。お尻の方は普通だけどおっぱいのキープ力は思ったより甘い」
100mと200mのバタフライに出場する24歳の柴田真理子は競泳界屈指の巨乳として知られている。キープ力が強くなっている最近の水着であっても生地を突き上げるとも言われるGカップがトレードマークだが、今回の水着は真理子にとっては普段よりも緩く感じているようだ。腕を回す時に水が水着の内側に入り込むような、全裸で泳ぐときにバストが水をたたきつけるような感覚があるという。「ビッグピーチ」と言われるほどの巨尻でもある真理子。ハイレグになっても自分のドルフィンキックにあまり影響を感じることはないが、プールから上がるとまるで裸のような透け方をしている。でも、恥ずかしいとは思っていないようだ。

100m背泳ぎと200m個人メドレーに出場する中学3年生の古内ひかり。まだ成長途上と思われるような小柄で細身の体型は、前日検量で大人の女になりつつある高校生以上の「お姉さん」達に混じってもいろいろな意味で目立っていて、参加する女子選手で唯一Sサイズが支給された。普段のレースでは中学になってもまだジュニア用を着ているひかりはハーフスーツを着たことがない。なので今回の水着は全く違和感がなく、普通通りの泳ぎで特段変わった感覚はない。プールから上がると出場する女子選手で唯一といってもいい、メリハリのない体型が浮かび上がる。乳首も乳輪も子どものような小ささだ。

トライアルが終わると、選手達は検量で集まった多目的スペースにまた集められた。そして、役員の合図でそれまで着ていた水着を一斉に脱いだ。形の整ったバスト、丸々としたヒップ、引き締まったウエスト…、鍛え上げ作り上げられたボディラインがあらわになる。
「すごーい! 私と全然違う」
中学3年生のひかりはお姉さん達の裸にただただ見とれていた。脱いだ水着はすぐに回収され、それと引き替えに1日目のレースに使うための水着が新たに配布された。もちろん、トライアルで試着した水着と全く同じサイズ、同じデザインのものだ。ちなみに、回収された水着は主催者が洗濯した上で1日目終了後に選手に返されることになっている。
いよいよあす、初の試みとなるワンメイク競技会「全日本選抜」が幕を開ける。


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