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美少女 羞恥徹底
【学園物 官能小説】

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裸・身・並・立-3

 今までさんざん堪能してきた恵理子に加えて、もう一人の、タイプの違う美少女がともに下着姿で並んでいる。沼口にとって眼福以外の何ものでもない。

 服を着ていても違いは十分にわかったが、こうして下着だけの姿にしてやると、いよいよ対比が際立つ。すっかり流れるようなロングヘアになった恵理子と、ショートボブのゆかり。髪型も違い、それぞれのタイプによく合っていたが、それに加えてからだつきも対照的だ。

 スレンダーで儚げな恵理子と違って、ゆかりはスポーツ少女らしく、いかにも健康的なからだつきをしていた。肌は小麦色というほどではないが、雪のように真っ白な恵理子と比べれば、明らかに色は濃い。身長も恵理子よりやや高いが、それ以上に肉付きのボリュームが違う。胸の豊かさも歴然と違った。恵理子はいまだにかろうじて女として主張できる程度だが、ゆかりは少なくともCカップにはなっているだろう。腹や腰、お尻を見ても、ゆかりのからだには溌溂とした躍動感があった。

 とはいえ全体としてはゆかりも15歳の少女に相応のからだつきであり、無駄に大人びた色気を見せているわけではないから、思春期の少女にこだわる沼口にとって十分守備範囲内だ。沼口の第一の推しはあくまで恵理子だが、彼女と並び立たせるのであれば、タイプの異なるゆかりもまた非常に魅力的だ。相乗効果で、互いの魅力を引き立たせることにもなる。恵理子と同系統の可憐な少女が並ぶよりも、このほうがずっといい。

 自分より親友のことが心配そうで、いかにも不安げな恵理子と、この姿にされてもあくまで勝気な表情を崩さないゆかり。表情もまた対照的だった。
「2人とも、ほんと可愛いよ。並んだから魅力も倍以上になってる」
 そう言って、沼口はカメラを取り、下着姿の美少女のツーショットを捉えた。

 いくら親友のために耐え忍んでいるとはいえ、写真にまで撮られては、気の強いゆかりでも羞恥心は抑えられない。シャッター音が響き渡るごとに、彼女の表情にも恥じらいが隠せなくなってくる。
 だがこれも、序章でしかない。

「でも、ほんとの魅力は、全部脱いでからだな。恵理子ちゃん、その子を裸にしてやってくれ」
 沼口にこう言いつけられて、恵理子は愕然となった。自分のためにゆかりが下着姿を晒させられただけでもいたたまれないのに、自分の手で彼女を裸にまでするなんて恐ろしかった。

「そんなこと、私、できません……」
 恵理子は震えたまま、どうすることもできなかった。「拒否したら、どうなるかな?」と迫られたが、そのまま立ち尽くすばかりだ。

 ゆかりとて、こうなることは相応に予想してきたとはいえ、全裸ともなればさすがに躊躇いがある。けれども、ここで拒めば恵理子が終わることを思うと、覚悟を決めるしかなかった。
「恵理子、いいから、言う通りにして! あたしだってそのつもりよ」
 そう促されても、恵理子には男の前で親友の下着を剥ぎ取ることなどできはしなかった。そもそも、恵理子にそんなことを出来るわけがないとは、沼口には最初から織り込み済みなのだ。

 下着姿でお互い葛藤する2人の美少女。これ自体が沼口にとって魅惑的以外の何ものでもないシチュエーションであり、その一コマひとこまを、次々とカメラに収めていく。2人の全身像を撮りもすれば、それぞれの表情や手の動きをアップにしたりもする。だが当の2人は葛藤そのものが沼口を楽しませていることも、気づいてはいなかった。
 それをひとしきり楽しんでから、沼口は改めて迫る。
「ぐずぐずしてないで、早く脱がせてやれって」

 それでも震える手を伸ばしたまま、それ以上できずにいる恵理子を見かねて、ゆかりはついに自分でブラに手をかけた。
「しょうがないわ」
 ホックを外し、ブラジャーを取る。どうしようもないと観念してか、パンティも脱ぎ捨て、ゆかりは完全なる裸身を晒した。

「ごめんね、ゆかりちゃん、私のせいで……」
 すすり泣き出した恵理子に対して、沼口は続けて裸になるよう言う。恵理子はほとんど投げやりな気持ちでそれに従い、下着も外した。
 こうして中学生と高校生の境にある15歳の乙女が2人、一糸まとわぬ姿で沼口の前に並んだ。


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