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モデルの舞台裏
【ロリ 官能小説】

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5)自慰-1

5)自慰

早紀は、今日も1人で夕食を食べていた。
母親の帰りは、日曜日は夜1時過ぎるのが普通だ。

今日は疲れたし、上手くいかなかった方が多かったけど、きっとお母さんは、わたしが初日、上手くできたか心配してると思うから、明るく元気に「宣材写真っていうの撮ったよ 頑張ったよ 楽しかったよ」と言いたかった。
でも、きっと、疲れてるから寝てしまうとも思った。

時間は、まだ7時半。
もう食べ終わってお皿とかも洗った。
もう、特にすることが無い。お母さんも、まだまだ帰って来ない。
いつもの事だった。
そして、この後する事は、結局いつも同じだった。

帰って直ぐにスイッチを入れたお風呂は、もうお湯でいっぱいだ。
早紀は、直ぐに脱衣所で服を脱いだ。
事務所の更衣室みたいに、全身が映る大きな鏡は無いけれど、洗面台に普通の鏡はある。
顔が映るが、今日は見慣れている自分の顔を見るのが恥ずかしい。何となく照れ臭い。
何で自分の顔を見て照れ臭く感じるのかは、全然分からないけれど、でも少し分かる気もする。複雑だった。

早紀は、バスタブの湯を洗面器ですくって身体にそっとかけると、直ぐに湯に浸かった。
浅めで脚を伸ばせる、横になる様なタイプのバスタブだ。
しばらく目を瞑って、呼吸をしながら心を静める。いつものルーティーン。
そして、心と身体が落ち着いてから、最近のルーティーンを始める。これは、自分ではいけないと思っているのに、身体が勝手にしてしまう事だった。

視線を少し落とすと、そこには湯の表面から顔をのぞかせている2つの突起が見える。
ここの形は、最近の数か月で、前とは全然違うものになっていた。
円錐形に突き立った頂点に、前までは直径1センチくらいしかなかったピンクの円が、今は2センチ以上に拡がって、少し硬く盛り上がってきている。
円と肌の境目は、色は薄いピンクと色白の肌色が淡くグラデーションになっていて見分けがつきにくいが、その円形だけが硬そうな質感を見せているのでよく分かる。

早紀の両手の指先… 親指と人差し指の先が、その硬そうな盛り上がりを、左右同時に そっ と摘まむ。

 じわっ…

両胸の内側から、不思議な波が拡がる。

 きゅっ… きゅっ…

普通の皮膚とは違う、かすかな抵抗感を感じながら、少しずつ強さを増やしていく。

 きゅぅっ…

摘まみ始めて何回目かの時に、僅かな疼痛を感じて、

「 んっ… 」

と、早紀は鼻から吐息を漏らした。
この、疼痛… 疼く様な痛みを感じるところまで摘まむ事も、いつもの事だった。
ここから、しばらく、この痛みの境目を行き来するように、でもなるべくやさしく、直径2センチより少し広い淡いピンクの出っ張りを摘まんでは放す事を繰り返す。

「 はっ はっ はっ はっ … 」

いつの間にか吐息は、口を開けた息に変わっている。

 じわっ じわっ と、痺れる様な波が胸から上半身に拡げられていく。

早紀は、今まで閉じていた目をそっと開いて、自分の指先を見てみる。
すると、少女の白い指先が、自分の突き出した胸の先のピンクの固まりを、少し変形させながら押しつぶしている。すごくいやらしい変形だ。

 いやっ… わたし、さいてい… わるいこだ…

頭でそう思いながらも、指先は胸の先を変形させ続ける。
自分のいやらしさと、自分の指先の動きに合わせて拡がる波を同時に感じて。少女の心が ぞくぞくぞくぞく… と痺れていく。

こんな事を始めたのは、乳暈の形が変化してきた頃からだった。
胸の先が、何となく むずむず してきて、やがて、はっきりと 疼き を感じるようになった。
ある日、お風呂でバスタブに浸かっていると うずっ と感じて、無意識に静めようと思ったらしく、指先で摘まんで抑えようとした。
その時に、むずむずしたまま、じわっと別の疼きも感じていた。
自然な むずむず した疼きと、自分の指の動きで感じる うずっ とした2種類の疼き。
その両方が、互いを打ち消すような、2乗にするような、今までに経験した事の無い感触だった。
だから、「それが何か分からないから」という理由で、毎日毎日、続けている。
やはり、数を重ねる程に、摘まみ方は上手くなる。だから、今では、気持ちいいからしているのが事実だけど、それでも、心の中では「分からないから」調べている事にして罪悪感を減らしている。

それでも、「 わるいこ 」だと、摘まむたびに思い知って、しかも、その事で自分の心をもっと痺れさせていく。
その、罪悪感と快感を両方同時に味わう事に、早紀は無意識にはまっていた。

摘まみ続けていると、やがて、ピンクの硬い固まり… 乳暈の先端に変化が起こる。これも、いつもの事だ。
もっと子供の頃は、早紀の胸の先には、僅かな点みたいな乳首が見えていたが、最近の胸の変化の中で、乳暈の盛り上がりと共に、乳首が一体化するみたいに埋まっていった。初めは少し心配だった。
でも、胸の先を弄り始めてから、埋まってはいるけれど確かにそこにある事を実感し始めた。それからは、意識して乳首の位置も指先が押していく様になった。あくまでも、乳首がそこにある事を確かめる為、というのを建前にして。

乳暈の疼きと一緒に、乳首の埋まっている先端から新しい疼きが始まっていた。
痺れとは違う。少し甘い様な疼き。
早紀の目には、はっきりとは見えないのに、乳暈の先端が乳暈よりも硬く、少ししこってきている気がする。
その時、指先が勝手に、いつものルーティーンとは違う事をし始めた。
摘まむ指を親指と中指に代えると、空いた人先指の先の、切り揃えた爪の外側の少し硬い皮膚の縁で、しこっている部分を軽く弄る。


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