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美少女 羞恥徹底
【学園物 官能小説】

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玩弄-4

 あれから半年。学年の終わりを迎えようという頃、肩口にかかる程度だった恵理子の黒髪は、胸元まで伸びていた。もうセミロングというよりロングと言った方が近い髪型だった。沼口の意向で、もっと髪を伸ばすように言われていたからだ。友達からはさらに可愛くなったと評判だったし、娘を溺愛する父親からも褒められたが、本当の動機については言えるはずもない。

 その半年の間に、恵理子は何度となく沼口に呼び出されていた。1か月以上何もなかったことがあれば、翌週に続けて呼び出されたこともある。長らく呼び出しがかからないかわりに、裸や局部の画像を、自分の部屋でスマホで撮って送らされたこともあった。

「はい、じゃあ今日は、これを着てもらおうかな」
 呼び出されるたびにいろんな格好もさせられた。どこで手に入れたかわからないが他校の制服とか、今時実際の体育の授業では履くはずもないブルマ。その姿で、たまたま同時期の学校の体育でもやっていたダンスをさせられもした。生地をワレメに食い込ませるという恥ずかしい姿を強要されもした。

 令和の中学生である恵理子はそもそもブルマというものの存在を知らず、過去の女子学生はそんな恥ずかしいものを履かされていたのかと、驚いたほどだ。こんな下着みたいなものを履かせて体育の授業を受けさせるなんて、それ自体がセクハラじゃないの? もし私がもっと昔の時代に生まれていたら、それだけで不登校になってしまいそう……そんなことまで、恵理子は想像したのだった。

 水着もスクール水着からマイクロビキニとか、実用には絶対に堪えない透け水着までいろいろあれば、とても中学生が着けるはずのないようなセクシーな下着もあった。いつもは白の下着を強制されているのに、このときに限って着けさせられるのだ。こういうときは着替える途中で裸にならなければいけない。もちろん、沼口の見ている前でのことだ。

 いろんなコスプレもさせられた。メイド服や巫女装束、ミリタリールック、大人の女の人が着るようなスーツなどが、その都度用意されていた。コスプレという趣向ぐらいは知っていたが、恵理子は自分がさせられるとは今まで思ってもいなかった。

 沼口はその歳でアニメオタクでもあるのだろう。いろんなアニメキャラの恰好もさせられたし、彼女の可愛さをそんなキャラに譬えて讃美することもあった。
「君は生まれる次元を間違えたのかもね。二次元で萌えキャラとして生きていれば、こんな目にも遭わずに済んだからね」(注:二次創作で何をされるかわからないが)

 恵理子にとっては、沼口が引き合いに出す作品もキャラクターも全然知らないものばかりだった。アニメと言えば彼女は子供の頃に見たっきりで、漫画雑誌もほとんど読まず、深夜アニメというものをほとんど知らなかったから無理もない。一応理解できたのは、彼女自身が幼い日には夢中になり、今でも続いていることは知っている女児向け戦闘魔法少女もののシリーズの、最新作のキャラらしいものだけだった。

 まるで生きた着せ替え人形のような扱いだった。そして写真も撮られた。ただどの恰好をしても、沼口は彼女の美しさ、可憐さを愛で、絶賛するばかりだった。


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