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隠し部屋
【歴史物 官能小説】

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隠し部屋-8

8.

「あぎっ」
 吉兵衛が渾身の力で突き上げると、お紺は強く頭をのけ反らせる。
 佳の川よりも身体が柔らかい分背中は強く反り返り、腰も急角度で反る、すると、マラの先端が行き止まりから外れ、何やら柔らかい部分を見つけ出した。
「ここかっ」
「そ、そこは……」
「教えてやろう、ここは子袋の入り口、赤子の通り道だ」
「ひぃぃぃぃっ!」
 佳の川の反応が変わるのを不思議に思った吉兵衛は医術書を取り寄せて調べてみたことがある、そこには膣の奥が二股に分かれている図が描かれていた、女の腹を縦に割った図だ、そして自分が佳の川にしていることは子袋の入り口を責め立てていることなのだと知った、お産の苦痛は男には耐えられないのだと聞いたことがある、ならば赤子の通り道をマラでなぞることは女体に何らかの変化が起こすのだろうと推測できる。
「お、お赦ひを……」
 お紺はろれつが回らなくなった口調で赦しを乞う、だが吉兵衛はそんなお紺を容赦なく突き上げ続けた、お紺の両膝が完全に宙に浮き、吉兵衛の腰の力だけでなくお紺の重みも膣奥の一点にかかる。
 そして……。

 新宿で萎んだようになっていた佳の川に逢った時、吉兵衛は身請けを申し出た。
 その姿に哀れを感じたのだ。
 だが佳の川は首を横に振った。
 落ちぶれた姿を晒して情けをかけられたくはない、と。
 商人としてその気持ちはわかる。
 吉兵衛の店にも苦しい時期はあった、借金をして切り抜けたこともある。
 その時融通してくれたのは元の主だったが、店が持ち直すと吉兵衛は利子をつけてその金を返しに行った。
 主には『元手は受け取るが、利子はいらない』と言われたが、吉兵衛はどうしてもと言い張って利子を付けて返した、快く貸してくれた主には感謝していたが、情けを掛けられるのは良しとしなかった。
 それが商売と言うものだからだ。
 遊女と商人を同じとは言わないが、佳の川がもっと若く売れている時に吉兵衛の方から是非にと申し出ていたのならばともかく、盛りを過ぎて宿替えを余儀なくされた身では情けにすがるような真似はしたくなかったのだろう。
 お紺はまだ十一だが、幼いながらも自分の力で吉原を抜け出そうとしている。
 五十を過ぎた自分が身請けなど切り出したところで、やはり情けと感じるだろう。
 そもそもまだ十一の娘を妾宅に囲うと言うわけにも行かない、自分がこの娘にしてやれることはせいぜい足しげく通ってくること、そして折に触れて祝儀を切ってやるくらいの事しかない。

 だが、この幼い娘は、ともすると衰えて行く自分の中の『男』に火を点けてくれた。
 ならばその火の強さを伝えてやろう……身体で感じさせてやろう。
 吉兵衛はそう思い、渾身の力を込めて腰を振り続けた……。


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