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性器いじりを楽しむ
【ショタ 官能小説】

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静かな校舎の片隅で-2

   ○
 
 せい太は、あの匂いが生々しく顔に当たるのを感じた。
 目を開くと、タバコをくわえた石生がせい太の横に腰かけていた。石生は言った。
 「そういう……やり方なの?」
 「はい……」せい太は答えた。
 「もう、あの白いオシッコは出るの?」
 「はい……」そう答えたせい太の下着を、石生は素早く手ぎわよく脱がせた。
 せい太の硬くなった性器が、天井を向いて立ちあがった。
 せい太は、自分の硬くなった性器を見るのは初めてだった。性器をおおう皮がはち切れそうに伸び、先っぽには皮をわずかにはみ出した、栗の実のようなものが光を放っていた。
 (知らなかったよ。僕のチンポ、パンツの中でこんな事になってたんだ……)

 石生はその性器の先っぽをま上から、親指ひとさし指中指の三本の指で軽くつまんだ。
 (え、ええーっ!)せい太は、自分でさえ下着ごしにしか性器に触れたことはなかった。自分の性器が、他人に触れられたことなどもちろんなかった。

 せい太の性器は、石生の指紋が感じられそうなほど敏感になっていた。
 石生はその指を、小刻みに動かしはじめた。

 「……っ、……っ、……っ……」せい太は目を閉じて、身体をそらした。
 「どう、中生くん。気持ちいい?」
 「……っ、……っ、…… はい。……っ、……っ……」
 「ナマの指でいじると違うでしょ?」
 「はい……、……っ、……っ……」
 「性器をいじるのは、悪いことじゃないからね。思い切り、いやらしいこと考えて楽しむのよ。」
 「……楽しむ、んですか…… ……っ、……っ、……っ……」
 「そう。好きなひとのエッチなヌードとか、そのひとと中生くんとが、ハダカで抱きあっているところとか、考えただけでも気持ちよさが変わるでしょ?」
 「……っ、……っ…… はい。」
 「でも、中生くん。それは中生くんの秘密にしておきなさいよ。中生くんが、性器いじりを楽しむ時だけ心に描くのよ。」
 「は、はい。……っ、……っ、……っ……」

 石生は三本の指を少し締めて、動きを遅くした。
 そして、短くなったタバコを深く吸いこむと煙をゆっくりせい太の顔のほうに向けて吹いた。
 「……っ、……っ、……あ あ ああ……」

 せい太は、石生が吹いたタバコの香りの中でゆっくりまどろんだ。
 三本の指でつまんでいたせい太の性器は、やわらかくしぼんでいく。
 (このいじり方、気持ちいいみたいだけど……)石生はせい太の性器から指をはなした。(手のひらに直接精液が飛んでくるのよね。)

 石生はせい太の性器をウェットティッシュでぬぐった。
 小さくしぼんだ性器を見つめながら、石生は新しいタバコに火をつけた。
 (さあ…… どういうタイミングで起こせばいいのやら…… )
 
  


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