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野犬狩り
【鬼畜 官能小説】

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野犬狩り-2

「特務衛生管理班だ! 大人しくしろッ!」
 険しい顔をしたオジサンの野太い名乗りに、祥子先生は目を丸くして驚きました。
 特務衛生管理班、通称・野犬狩り。
 人間のフリをしてのうのうと暮らしている卑劣な変態女を摘発するための、保健所のエリート機動部隊。
 淫らで浅ましい変態女を野放しにしておくと公序良俗が乱されるため、その摘発は公衆衛生上の最優先課題です。そのため、特務衛生管理班のオジサンたちは昼夜を問わず市内を巡検し、変態女を発見したら有無を言わせず逮捕します。
 でも、しかし――。
「ち……違いますッ! 私、変態なんかじゃありませんッ!」
 羽交い締めにされた細い身体を必死に揺らし、涙声で叫ぶ美人女教師。
 元グラドルなどという華々しい肩書きのせいで軽い女と見られがちですが、実際にはかなり奥手で、お付き合いしたことがある男性はわずかに三人、肉体関係にまで至ったのはただひとり。その男性とも大学卒業後はいつの間にか疎遠になっていたし、ここしばらくはひとりエッチもしていません。
「なにかの間違いです、ちゃんと調べて……ぁぷっ!?」
「変態はみんなそう言うんだよッ!」
 スナップの利いた平手打ちで祥子先生の言葉を断ち切り、濁声で叫ぶ保健所のオジサン。往生際の悪い美人女教師に腹を立てたのか、さらに一発、二発、と柔らかな頬を力一杯張り飛ばします。
「ひぃっ!? ぁあっ!?」
 打たれた衝撃に首が捩れ、長く艶やかな黒髪が激しく乱れました。
 痛みと恐怖に腰が抜け、膝をカクカク震わせているのですが、腋を抱えられているので座り込むことも出来ません。
「し、調べてください、検査してください! そうすれば……うぶっ!?」
 お腹にドスンッ! と重い衝撃。
 腰の入った正拳突きが、麗若き美人女教師の柔らかな腹に深々と突き刺さったのです。
「く……う、うぅぅ……」
 息を詰まらせ目を丸くして、身体をふたつに折り曲げる祥子先生。
 しかし、頭が下がりきるより先に髪を掴まれ、乱暴に揺すられながら起こされます。
「卑しい変態女の分際で、我々を侮辱する気か? ああっ!?」
「ひ、ひぃっ!?」
「特務衛生管理班はな、普通の女性か変態女かを毎日毎日見極めてるんだ。万が一にも間違えるわけはなかろうっ!」
「ひぃ、ひぃ、ひぃい――――っ!?」
「だいたい、その口紅はなんだ、ああ? 教師にしては艶めかしすぎる! 純朴な少年たちを誘惑するつもりだったんだろう!」
「違います、違う……あっ!? ひぃっ!?」
 スーツの襟をシャツごと掴まれ、放り投げるように振り回されました。胸元のボタンがブチブチブチッと弾け飛び、深く艶めかしい胸の谷間が露わになります。
「きゃっ……あぅっ!?」
 別のオジサンの胸にぶつかり、肩を突き飛ばされて反対側へ。
 蹌踉めく脚を引っかけられて転倒すると脇腹を蹴られ、尻を蹴られて、
「ひっ!? あ、ああダメ、ダメダメ、放してぇっ!」
 乱れたフレアスカートの裾を掴まれ、力任せに引っ張られました。慌てて両手で抑えたのですが尻が浮き、腰が浮いて――ベルトのバックルが弾け飛び、スカートがズルッと脱げてしまいます。
 黒いストッキングとベージュ色のショーツに守られた桃尻が、衆目の目に晒されます。間一髪膝を閉じ、脱げていくスカートを挟んだのですが、ニヤニヤしたオジサンはなおもグイッグイッと引っ張り続けます。


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