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しにがみハート
【コメディ 恋愛小説】

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しにがみハート-4

「さっき言ったように、あなたの運命は『未定』になったんです。ってことはいつ死ぬのか、何時どんな人に出会うのか、全く分からない訳です。だから私がそばに居た方が安全かなぁ?と思いまして♪」
「あぁ、そうなんだ…。」
「ってことで、これからよろしくお願いします!孝紀さん♪」
「うん…。」
「私の彼氏なんですよぉ!?もっとシャキっとして下さい!!」

どうせ付き合うなら…ちゃんと俺の事が好きな子と付き合いたかった…。

「はぁ…。」

どうしても元気が出ない俺。

「元気だして下さいよ!!…私だって…孝紀さんに惚れたから…助けたんですから…私じゃダメなんですか?」

今なんて言ったコイツ!!惚れたからとか聞こえたよ!?なんか超嬉しいんですけど!!

断然元気が沸いてくる俺。

「マジ?」
「ホントですよ…。」

強がってない彼女に心ときめく俺。反則だろその涙目!!

「付き合おう!!」
「良いんですか?」
「お前いないと先行きが不安だしな!!」
「…そうですよね。私が居なきゃダメですもんね!!よろしく孝紀さん!!」
「おう!!よろしく♪」

にかっと笑う彼女。相当可愛い。うん、可愛い。超可愛い!!

「ぃよっしゃぁぁぁぁ!!!取りあえずお前の服を買いに行くぞぉぉ!!」


綾瀬孝紀。テンションMAX。


絢芽は全身、黒で統一していた。これで外に出る訳にはいかない。

「ちょっと…孝紀さんテンションがおかしい…。しかも服ならありますって!!」
「…え?」


綾瀬孝紀。テンション25%OFF。


「どこからか取り出したタンスから、次々と洋服を取り出す彼女。ドクロ紋様の入った黒いTシャツとか、でかい鎌が書いてあるバッグとか、怪しい微笑みを見せる女神がプリントされてるのとか…。うん、俺の方針は決まった。

「絢芽。」
「はい?」
「服買いに行こう。」



続く?


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