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香澄の本性
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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   夜の狂宴の前に 香澄の性春 その5-1

香澄は雅也のアパートに通うことで、
それぞれの男たちのペニスの違いを知り、テクニックや癖の違いも知った。
ザーメンの味も匂いも、人それぞれに違いがあり、
どれが正解というものもないことを知った。

史恵が言ったように、すべて好みの問題なのだ。
そしてそれらは普遍的ではない。
その時々の気分や体調によって、
自分の身体の反応はもちろんのこと、好みさえも変化していくことを、
香澄は男たちと身体を重ね合うたびに、少しずつ実感した。

ザーメンの味や濃さは日によっても違いがあった。
液体の濃さとしてならば匠のが一番濃く、ドロドロした感じだが、
味が一番濃いのは悠司のものだった。
雅也はどちらかと言えばさらっとした感じだったが、量が圧倒的に多い。
「前にいつ出したかにもよるけどな。」
ある時雅也が何気なく言ったが、
男のザーメンでさえこんなに違うのなら、
女の愛液の味や匂いも、一人一人はもちろん、
その日によって違うものなのかもしれないと香澄は思った。

香澄の興味はさらに広がり、
いろいろなことを試したり調べたり比べたりしたくなった。
違いは個性だということがわかってからなおさら、
その違いを実感してみたくなったのだ。

そしてある日、香澄はいくつか実際に試してみたいことを書き留め、
史恵や綾乃、そして男たちに見せたのだ。

その中の一つが、持ち主の顔を見なくても、その形や手触り、匂いなどで、
そのペニスが誰のものであるかを当てることはできるだろうか、というものだった。

「へえ。香澄も彼らの違いが判るほど、ペニス、味わえるようになったんだね。」
感慨深げにそう言ったのは史恵だった。
「えっ?舐めたり、入れてもらったりっていうのも有りなの?」
綾乃もそれなりに興味を示した。
「うん。とにかく、顔を見ないで、ペニスそのものだけで誰のかを当てるの。」
「ねえ、どう?やってみない?」
綾乃はその日集まっていた男たちに声をかけた。

「オレは別に構わないぜ。」
雅也はあっさりと言った。

「そりゃあ、雅也は自信があるだろうからな。」
健は明らかに不服そうだった。
「このメンバーじゃ、簡単にわかっちまうだろ。」
「じゃあ、全員が集まった時にやるか?」
「匠も呼ぶってこと?」
「あ、だったら、オレは2番に降格だ。」

「ねえ。やっぱり、見ないで、入れてもらうだけで当てるっていうのはどう?」
「そうね。男たち、見た目にこだわっているみたいだものね。」
「でも、見た目だって大事だろ?」
「あら。わたしは健の、細いけど長いっていうのも好きよ。
 奥の方まで突っついてくれて、太さが足りない分をちゃんと補っているわ。」
「おいおい。太さが足りないって、はっきり言っちゃってるじゃんかよ。」
「あら、そんなつもりじゃないんだけど。」
「いいさ。オレ、もう綾乃には入れてやんないからな。」
「あ〜。怒ったの?しゃぶってあげるからご機嫌直して〜。」
綾乃はそう言って健の股間にむしゃぶりついていった。

そんな二人をあえて無視して達也が言った。
「で、どうする?綾乃と健は放っておいて、計画、立てようぜ。」
「達也は気にしないの?」
史恵の問いかけに達也は何ら恥じることがないといったような自信に満ちた顔で言った。「オレは最初から外見勝負はあきらめてるからな。」

達也がそう言うのには理由があった。
達也のペニスは、異常に太く、そして短かったのだ。
一度達也のペニスを見たことがあるものならば、
一目見て、それが達也のものであることはわかるはずだった。

「正直オレも、初めて雅也のものを見た時は自信を無くしたさ。
 あの太さと長さがあれば、どんな女でもヒーヒー言わせられるのにって。
 ところが実際、女たちの反応は意外なものだったりしたわけさ。」

綾乃の股間から顔を上げて健が言った。
「そう。飛びぬけた太さがたまらないって言ってくれる女が結構いるんだよな?」

「あら。わたしもその一人よ。
 入ってくるときに、なんか、楔を打たれるって言うか、
 入り口をギリギリって拡げて入ってくる感じは独特だもの。」
史恵は達也の股間に手を置き、そっと押さえつけながら言った。

「へ〜。史恵もそう思うんだ。」
「香澄はさ。初めてが匠君だったでしょ?
 一番最初が匠君のだったんだもの。
 あれが入って来た時の感覚を味わっちゃってるから、
 達也君のを太いって感じないのかもよ。」
「確かに。でも、処女にあのマグナム砲いきなりは衝撃的だったろうな。」
「でも、それをあっさりと受け入れちゃって、
 セックスにハマっちゃったのよね、香澄は。」
「だけど、不思議なことに、香澄のあそこってキツキツなの。 
 普段はわたしの指一本入らないんだから。」
「それでいて、匠のマグナム砲が一番ぴったりって言うんだから、
 不思議なオマ〇コよね。」

史恵と綾乃が感心しながら言うのを香澄は恥ずかしそうに聞いていた。
「だって、わたし、まだそれほど経験がないから……。」
史恵と綾乃は呆れた顔をして香澄を見た。
「香澄。ウソを言うんじゃないの。
 確かに人数はわたしなんかよりもずっと少ないだろうけど、
 あなた、まだ経験してから3か月くらいでしょ?
 その短い期間に、何人と何回した?」
「えっ?何人?え〜と……。
 匠君と豊君。それから今ここにいる雅也君と健君と、達也君。
 それと悠司君の……。全部で6人よ。」
「当り前よ。それ以外の男の名前が出てきたら、こっちがおかしくなっちゃうわ。
 で、その6人と、トータル何回したって聞いてるのよ。」

香澄には史恵がこだわる理由が今一つ理解できなかったが、
それが落ち着くまでは、先に進めそうもなかった。


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