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MatchingDIVE
【SF 官能小説】

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システム導入-1

三人の休暇も終わり
カノンとリサが
広報室に出社していた。


少し遅れて義人が
ログインしてくる。


カノン:
「あ〜!?義人!
遅いじゃない!」

義人:
「すまない…ちょっと寝坊して」

カノン:
「ちょっとコレを見てよ♪
リサが二曲目を作詞したのよ♪
これがまた良いんだから♪」

義人:
「そうなのか!?
ちょっと見せて……」


-星を見に行こう-


あなたと行けるなら
感じた水の冷たさ
温かく感じたsoul
安らぐ君のぬくもり
その手に伝わるその優しさ
今はもう戻らない

導いて欲しいのカリーナ
こがれてしまうシリウス
炎のように強く抱いて欲しい
吐息を感じていたいの
動く唇
ずっといつまでも

星よ願いを叶えて
君と行きたいポラリス
触れあったあの日から
運命を感じすれ違う心
連れてって光輝く星空へ



あなたがいないなら
無意味な感情も
むなしいこのmind
感じない全てのこと
この手に残る淋しさ
今はもう戻らない

輝いてくれるのカリーナ
冷ましてしまうシリウス
氷のように冷たくして欲しい
あなたを感じていたいの
ささやく耳元
きっといつまでも

星よ願いを叶えて
会いに行くよチャペル
見つめあったあの日から
運命を感じすれ違う心
連れてって光り輝く星空へ


義人:
「へ〜!?」

カノン:
「ね?すごくない?
一晩で昨夜の事を
詞にしちゃったんだよ?
友情愛を感じるわ〜♪」

リサ:
「ふふふ、喜んで貰えて嬉しいわ」

義人:
「良いんじゃないか?
デビュー曲はバラードで
この歌詞なら
ポップスでも
ロックでもいけそうだ」

カノン:
「へえ〜義人は
音楽の事が詳しいんだね?」

義人:
「いや、そんな事無いよ
歌詞になんだか
希望や願いが
伝わってくると言うか
そんな気がしただけだよ」

リサ:
「ふふふ
良い曲がつくと良いわね♪」

カノン:
「リサは作曲出来ないの?」

リサ:
「うん、前にも言ったけど
私も素人よ
この歌詞だって採用して
貰えるかも分からないし」

カノン:
「絶対!大丈夫よ!
この歌詞は
私たちの歌詞なんだもん!
必ず採用されるよ♪」

リサ:
「だと良いわね……社長さんから
どんどん作詞をしなさいって
言われているけど

気に入って貰えると良いわね♪」


広報室長が入ってきて
三人に次回の取締役会に
召集されたことが告げられる。

今後のリサのプロデュースの件
だと言う事だった。


リサ・クリスティの
プロデュースは
CM作成から始められ

マッチングアプリの出会いと
マッチングダイブの結びつけを

目的とした
イメージアップを図るものだった。


リサの歌声にのせて
恋人同士が出会い
結ばれるストーリーを
イメージさせ

赤ん坊を抱くことが出来る
未来の掛橋となるCMが完成した。


その動画はテレビCMだけではなく
ネット広告にも頻繁に
目につくようになる。


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