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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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帰らぬ妻 (1)-1

 ♪ピロリン、ピロリン

 メッセージの着信音で、我に返る。
 ああ、ようやくゆきが帰ってくる。Fとの最後のセックスをの口内射精で終え、二人がシャワーを浴びる様子を、ぼーっと聞いていた。これからホテルを出るところだろうか。結局最初のアナルセックスの後のやり取りを最後にゆきからの連絡は途絶えてしまっていたが、まあいい。今はただ、《パパ、今日はありがとう。これから帰るね》というメッセージがあれば。それだけで私は天にも登る気持ちになることだろう。
 どう返事しようか。嫉妬に悶え、待ちわびる気持ちをストレートに伝えればゆきはきっと喜んでくれるに違いない。しかしあえてそっけなく返して気を惹いてみるのも悪くない。わくわくしながらメッセージを開く。

《パパ、今日はありがとう。あのね、帰り少し遅くなってもいい?》
 ん? 夕飯の買い物でもしてくるのだろうか。そんなのは私がやるので一刻も早く帰ってきてほしい。その旨を返信する。
《あ、違うのごめん(汗の絵文字) Fくんがもう少し一緒に居たいんだって(汗)》

 想定外の返答にショックを受ける。夕方には帰ると聞いていたし、Fとの会話でも「これが最後のセックス」などと言っていたではないか。

《やっぱりだめだよね??? ごめんね》
 私の顔色を伺うような文面に続けて、うさぎのキャラクターが謝っているスタンプ。さらに、同じうさぎが今度はもじもじしているスタンプ。矢継ぎ早の着信音にいらいらしてくる。そんなにFと一緒にいたいのか。その許可をそんなに早く得たいのか。謝罪の体こそ取ってはいるが、返事、というより承諾を督促されているようで気分が悪い。
《夕食前には帰るって言ってなかった?》
 失望といらだちから思わず詰問調になってしまう。あわてて青ざめた表情のスタンプで取り繕うのが精一杯。落ち着け。

 そもそも私は今朝ゆきに、「ゆっくりしてきていいよ」と言って送り出しているのだ。夫にそう言われた以上、ゆきはそこまで悪いことをしている意識はないだろう。なにしろ今日は、子供のことも仕事のことも一切気にせず、夫公認のもと、一人の女に戻れる貴重な日なのだ。せっかくの一日をもっと楽しみたいと考えても不思議ではない。

《だめかなぁ?》
《もう少し楽しみたいってこと?》
《パパさえよければ……》
 楽しむとはつまり、Fとセックスすること。夫には決して望めぬ「女の歓び」を与えてもらうこと。私のいらだちは次第に興奮へと変質していく。
《いいって言うと思ってるだろう?》
《うん(ハートの絵文字)》
 可愛く頼めばたいていの要求は通ると思っている美人特有の無神経さを見せるゆき。少しくらい虐めてもバチは当たるまい。
《じゃあさ、帰ってきたら俺とアナルセックスすること。それだけは約束して!》
《もう、エッチ……》
《ゆきのアナルヴァージン、楽しみにしてるからね!》
《うん、わかった》
 さきほどははぐらかされたが、今度こそ明確なイエス。四つん這いのゆきが、後ろ手で両の手を左右にぐいと開き、私に肛門を捧げる姿が浮かぶ。股間が硬く充血していく。
《どこに居るかだけ教えてくれる? いちおう心配だから》
《○○のPってホテル》
《わかった。じゃあ今日はたっぷり楽しんできて。Fさんとの時間》
《ありがとう(ハートの絵文字)》
《なんか妬けちゃうな。ゆきが俺以外の男とそんなに長いこと一緒にいるなんて》
《ごめんね》
《いいよ。気をつけて帰っておいで》
《ありがとう! じゃあね(ハートの絵文字)》

 すぐに二人の会話が聞こえてきた。ポーチを枕元に置いたのか、声が近い。

「旦那に連絡してきた」
「大丈夫?」
「うん。年末で忙しいからって納得してもらった」
「仕事は仕事でも、まさかこんなエッチなお仕事してるなんて。ゆきはいけない奥さんだな」
「いいもん……今日はいっぱい残業しよ?」
「あぁ、ゆき……そんな、いきなり……四つん這いで……」
「いっぱいご奉仕させてください……んん、ちゅぅ……」
「あぁすごい……。でもゆき、さすがにまだ全然復活できる気がしないよ。ごめんね」
「いいよ。萎んでる生チンポも可愛くて大好き」
「ありがとう……気持ちいいよ。むちむちのお尻突き出して……エロすぎる」
「チロチロ……チュゥ……ん……んん……チュ……」
「真面目なメガネ女子さんが、どこの男にこんなエッチなことをたっぷり教え込まれたの……」
「んん……やだ、もう……ちゅぅ……こう?」
「あぁ、ゆき……そう、それ……乳首もキンタマも弄りなれててエロい……」
「こっちの方もしてあげる……チロチロ」
「ぁあ! そんな、アナルまで……」
「チロチロ…………ジュル、ペチョペチョ……チロチロ……チュウ……ジュルジュル……」
「あぁああぁ……美人妻のアナル舐め奉仕、最高…………あぁ! 舌が……! 中まで……! ぁあ……そんな……」


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