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無人島性活
【ハーレム 官能小説】

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救助-4

日本に帰国して
一年が経とうとしていた。
クリスマスが近いからか
街はクリスマスムード一色になり
家族連れが楽しそうに行き交う。

エイジは退屈な日々を過ごしていた。
たまには外に出て
目的もなく街を歩き
喫茶店で時間を潰す。

無人島の生活がみに染み付いたのか
日の出と共に目覚め
日暮れと共に眠る。

ある日の午後
その日は特に冷たい風が
吹き付けていた。

皮のジャケットの襟を立て
エイジはうつ向き
歩いていた。

ふと、懐かしい感じがして

顔を上げ、振り向く

そこには

帽子を被り
サングラスを掛け
トレンチコートで
全身を隠した人が

エイジを見ている。


エイジは一瞬にして

涙がこぼれる。

その人は
サングラスを外し
帽子を脱ぐと

長い金色の髪が現れる。

ケイティだった。

「エイジ………」

二人は涙腺が壊れたかのように
涙を流し

磁石で引き合うかのように

抱き合い

人目を憚らず

唇を重ねる。

ヒールを掃いている
ケイティに
顔を上げ微笑むエイジ

「どうして日本に?」

「エイジ、探しに来た…」

二人は強く抱き合う


「ケイティ……
お腹空いていない?」

「うん……エイジの料理
食べたい……」

エイジはケイティを連れて
マンションへ帰る。

マンションの部屋には
ベッドと必要最低限の
食器と調理器具しかない。

「ケイティと再開出来るなんて
夢にも思ってなかったから
何にも無いや!?」

「エイジの料理、なんでもいい、
エイジ、愛してる」

エイジは残り物の野菜と鶏肉で
トマト煮込みを作る。
無人島には無かった
調味料は豊富にあるので
それなりの料理が出来上がる。

テーブルも無いので
ベッドに腰掛け
二人で食べる。

「美味しい……
エイジの料理……
一番、美味しい………」

ケイティはとても幸せそうな
笑顔を見せるが
目には涙が浮かんでいる。

食べ終わると
床に皿を置き
唇を重ね
時間が経つのを忘れて
愛し合う。

今は何時頃だろうか
外は明るいようだ

エイジはケイティを連れ出し
東京観光をする。

「ケイティ!
しゃぶしゃぶを食べに行こう!
食べたいって言ってたよね?」

「うん、でも、エイジの料理
一番」

「いいから!いいから!」

ケイティは和牛の美味しさに
驚いている。
しかし
時々淋しそうな顔も見せる。

「みんなに食べさせたい…」

それはエイジも
同じ気持ちであった。

それから数日が経ち
ベッドの中で
ケイティがキスをして
エイジの目を覚まさせる。

「エイジ……空港……
行かないと……」


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