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真奈美の性春
【学園物 官能小説】

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娘と父の交歓 二人きりの時間-6

真奈美と雅和、初めての娘と父親の交歓は、
母親である香澄がジェラシーを感じるほど、
濃密に、そして長時間にわたって行われた。

真奈美自身も望み、自らも立会人を買って出た香澄だったが、
いざ、目の前で繰り広げられる夫と娘のセックスは、
熟練したカップルのそれと何ら遜色はなかった。
いや、真奈美の15歳と言う年齢を考えれば、
二人の間に繰り広げられたセックスシーンは母親である香澄に、と言うだけでなく、
同じ女としても悔しいほどに過激で野生的だった。

もちろん、雅和の頭の中にも、真奈美の頭の中にも、
今、自分がセックスをしている相手は、自分の娘なのだ、自分の父親なのだ、と言う、不貞行為、近親相姦、人としてあるまじき行為、犬畜生にもとる行為、といった、
自虐的な意識も含めて、そのした異常さの意識は十分にあった。

ただ、それはあくまでも一般常識の視点に立って考えればと言うことであって、
雅和にしても、真奈美にしても、相手が自分の肉親であるという意識以上に、
新鮮でありかつ身近である相手の肉体や性的な反応が、
誰よりも刺激的であったに過ぎない。

赤の他人として知り合っていても、
真奈美と雅和は、身体の相性や性癖なども含めて、
最良のセックスパートナーだったのである。

ただ、雅和は特に、自分の娘と身体の関係を持つという非道徳的な行為に関して、
それを行うということについては、
征爾や麗子、紗理奈とのかかわりや言葉によって、吹っ切れていたとはいえ、
頭のどこかには、非道的な行為、軽蔑に値する行為という意識がまだ残っていた。

その点では真奈美よりも、より背徳的な刺激が強かったといえよう。
真奈美にはそうした道徳的な概念が十分には育っていなかった。
と言うよりも、自然と幼いころから、
自分の欲望のまま、本能のままに行き、育ってきた真奈美にとって、
幼いころからある種の憧れめいた意識を持っていた父親と結ばれるということ自体は、純粋に喜びでしかなかったのだ。
ただ母親や父親本人、そして周りの人間からは、
世間はそうじゃないからね、と言う言葉を度々聞くことで、
真奈美なりに僅かばかりの罪の意識は感じていた。

しかし、実際に身体を重ねてみると、
真奈美の意識は少しずつ、そして大きく変わっていった。
これほどまでに自分の心の全てを打ち明けられる相手、
自分の意図を察してくれる相手、
そして、これほどの喜びを与えてくれる相手はいなかったのだ。
言い方を変えれば、セックスにおいて父親である雅和は、
まさに真奈美のかゆいところに手の届く男性だったのである。

たった一度のセックスが二人の心の距離も身体の距離も、一気に縮めた。
真奈美は父親の雅和に溺れ、父親である雅和は娘の真奈美に夢中になったのだ。


夕食後から始まった二人の交合は、香澄が何度覗きに来ても終わる様子はなかった。
最初は両親と娘、3人そろっての時間も考えていたそれぞれではあったが、
香澄はともかく、雅和にも真奈美にも、そうした意識は全くなくなっていた。

「ねえ、あなた。わたしも隣に行ってもいい?」
「真奈美ちゃん。お母さん、寂しいな。3人で楽しみましょ?」
「真奈美ちゃん。二人でお父さんのペニス、舐める約束だったわよね。」

自分の寝室を覗くたびに、娘と夫に声をかけたが、二人の反応は薄かった。

結局、香澄は、夫と娘の関係が想像以上に盛り上がり、
自分ではどうしようもないほどに成長し続けていることを渋々認め、
最後には真奈美のベッドにもぐりこみ、
夜が白み始めるまで自分を慰めるしかなかったのだ。

そうは言っても、香澄は真奈美と争う気持ちは全くなかった。
嫉妬心も全くわかないと言えば、それはさすがにウソになるが、
真奈美にとって雅和は、そして雅和にとっては真奈美が、
正に適材適所なのだと感じたのだ。

それならば香澄は香澄で自分の適材適所を求めればいい。
勝ち目のない同じ土俵に立って無理に戦い、傷つく必要などないのだ。

そう思った香澄は、朝目覚めるなり電話をかけた。
電話の相手は征爾だった。


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