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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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奪還-12

下田から騒ぎの内容を聞かされた八坂は事務所ビルの一室に匿っている清水と沼田を呼び寄せる。色々と言い訳を考えながら八坂の元へ向かう清水。沼田は焦りを隠せない様子で清水の後ろを歩いて行った。

「一体何事ですか?」
惚けた顔で八坂にそう言った清水。
「ちょっと聞き捨てならねぇ噂を聞いたもんでな。」
八坂は清水が頻発してありる麻薬取引における現金強奪事件の黒幕が清水であると言う内容を話した。
「心外ですなー。私は善意であれだけの麻薬を横流ししてたのに、まさかそんな疑いをかけられるなんて。」
薄ら笑いを浮かべながら手を広げ、大袈裟に否定してみせた。
「では全く関係ないと言う事だな?」
「勿論ですよ。麻薬調達の報酬はたっぷり貰ってるので、金には不自由してないですからねー。」
全く心当たりもなければ興味がないと言った様子ですぐに話題を切り替える。
「それより、現役警察署員の女、興味ありませんか?制服付きで用意しますよ?なかなかの上玉で組長もきっと満足するかと思いますが。」
いつもからニヤケ面をしながら乗って来る所だが、八坂は表情を変えなかった。

「今は女は間に合っている。噂では最近警視庁の女が5人程行方不明になったらしいが、もしかしてウチの店に連れてきた女はそいつらか?」
清水はドキッとした。まさかそれに感づいているとは思ってもいなかったからだ。
「あの女どもは借金まみれで首が回らなくなった、ただのそこらにいた女どもですよ。」
動揺が隠せない口調の清水に睨みをきかす八坂。
「さっき連絡が入ってな。サディスティックナイトにガサ入れが入って、保護された女どもが警視庁の女だったそうだ。」
「が、ガサ入れ??」
その事を知らなかった清水は逃げ場のない行き止まりの道の奥へと進んで行く。
「ああ。一体どう言う事だ?」
「い、いやー、何かの間違いじゃないかと…」
あからさまにしらばっくれようとする清水に、八坂は立ち上がり歩み寄る。
「俺が何も知らないとでも思ったか?俺は初めからお前らを匿っていたのではない、監禁していたんだ!」
「え…?」
「おい、連れて来い!」
八坂は若頭の真田恒彦に指示する。すると真田は一度事務所を出て、人質を連れて戻って来た。その人質を八坂の前に蹴り倒す。
「ううう…」
散々拷問されたであろうその人質の顔は腫れあがっていた。しかしその顔を見て清水は青ざめる。
「た、田村…!?」
思わず名前を口にする清水は慌てて口を塞ぐ。
「す、すみません…、吐いちゃいました…」
掠れた声で清水に言った田村。その瞬間、清水と沼田の顔は見る見るうちに青ざめて行ったのであった。


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