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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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アナルヴァージン喪失 (1)-3

 ゆきがあられもなく脚を拡げ、Zのペニスを受け入れている。

 Zの背中に両腕をしっかり回し、すらりと伸びる美脚は男の腰をぎゅっと締め付けている。今はちょっとした小休止なのか、大きな尻をゆったりくねらせながら唇を重ね、他愛のない雑談を楽しんでいる。
 Fと付き合うようになり、Zとの関係はどうするのかと興味深く見守っていたのだが、どうもしなかった。以前と同じようにデートし、当たり前のようにZとFと私の三人の男に日々抱かれ、股を開く日々を妻は送っている。傍から見ればビッチとしか言いようがない。

「ねぇ、Zくん。お願いがあるの」
「なに? ゆきさん、あらたまって」
「Zくん、あのね。ゆきとその……お尻で……してみる?」
「ええーー? まさかついに……? ゆきさんお尻で! させてくれるの!?」
「あ、いや、違うの! いや違わないかも? えっとそうじゃなくて! いやそうかも……!」
「ちょっとちょっと落ち着いて、ゆきさん」

 正常位で繋がりながら笑い合う二人。いったい何を言いたいのかわからないが、生娘のように耳まで真っ赤にして焦る妻。黙っていると涼しげな美人なだけに、こういうときの慌てぶりが可愛らしい。こんなビッチいるだろうか。

「えっとね。今はまだ駄目だけど、近いうちにさせてあげられるかもしれないの!」
「ということはつまり、Oさんともうすぐする……?」
「したいの! でもゆきからは恥ずかしくておねだりできないから……」
「だから……?」
「だからあのね。パパに……頼んでほしいの!」
「俺からOさんに頼む……」
「うん。私と『それ』をするように、Zくんから頼んでほしいの……!」
「それっていうのは、アナルセックスだね?」

 こくりとうなずくゆき。

「したいんだ、ゆきさん」
「うん……」
「なんか今の『うん』だけで想像して興奮しちゃうな」
「想像しないで」
「この超美人妻のゆきさんが……アナルにチンポを……ごくり」
「そういうこと言うとZくんにはさせてあげないよ」

 照れ隠しにZの前髪をぎゅーっと引っ張るのは、ゆきがZに対してよくやる愛情表現である。

「いてて……ごめんなさい。でも……なにかその、理由があるんです……?」
「もちろん恥ずかしいけど。私も……やっぱりその、嫌いじゃないっていうか……Zくんも知ってるでしょ……」
「もちろん知ってるよ。ゆきさんのアナル、俺が全部開発しちゃったからね……あいたた」
 デリカシーのない言い方にまた髪の毛を引っ張るゆき。しかし否定はしない。
「だから早くアナルセックスもしてみたい気持ち、よーくわかりますよ」
「わかったなら早めにお願いしますね」
 事務的な口調のゆき。
「照れ隠しかよー! ゆきさん可愛すぎる!」

 興奮を抑えきれないZがキスをして、陰茎を深く挿し込んだ。それを合図に、Zの背に回したゆきの両手に力がこもり、二人はしばし性感を高め合う行為に没頭した。ゆきが高みに到達すると、また小休止。妻はもうZの意思ひとつで自在に気持ちよくなってしまう身体にさせられている。

「あーついにかぁ! 楽しみだなー! ゆきさんとアナルセックス! あ、ゆきさんそれ気持ちいい……!」
 自分を性的に完全支配下に置く男に対する感謝と屈服のしるしとして、Zの乳首を指と舌で刺激しているゆき。
「で、でも……まずはパパとだから……ペロペロ……」
「自分から頼めばいいじゃん」
「できるわけないでしょ?」
「そうなんだ」
「そうです」
「なんで?」
「なんでって……そりゃあ、恥ずかしいからでしょ?」
「恥ずかしいって……もう今じゃ普段からアナルも弄ってもらってるんでしょ?」
「そうだけど恥ずかしいのは変わりません」
「ホントに恥ずかしいんだ」
「ホントに恥ずかしいんです」
「くぅー! やっぱり可愛い!」
「ぁあ! ぁあああZくん! ぁ、だめ……気持ちいい! そこ、もっとぁあああ! 気持ちいいよぉ! もっとして!」

 Zが腰の動きをまた早めると、ゆきは男にしがみついて背中をのけぞらせた。すらりとした脚がつま先までピンと伸び、やがて腰をビクンビクンと震わせてイッてしまった。もう何度目だろう。そうしてまた仲睦まじくゆったりと唇を重ねる。肉体的快楽と精神的快楽を交互に味わっている。

「……ね、とにかくZくんからパパに言って! なるべく早めに!」
「わかりました。じゃあ今電話しましょう、電話」
「ちょっと! それは早すぎる!」
「だってなるべく早めにって」
「私のいる前ではやめて!……ってそんなの常識でわかるでしょう……!?」
「あ、しもしもー? Oさんですか?」
「ちょっと……! てかホントに電話してるし……パパ! 切って! 電話切って! おねがい!」
「今ゆきさんと一緒なんです。ほら、見えます?」
「しかもなんでビデオ通話……ねぇやめて! ぁ! 見ないで、写さないで! ぁあああ! だめ……っ!」

 このとき私のスマホにはZの下で身悶えしてよがる、ゆきの表情がはっきりと映し出されていた。必死に抑えようとしても漏れ出てしまう女の声。Zの腰の動きに合わせて、乳房が揺れる。たぷんたぷんと、二人の男を視覚的に楽しませるために、自らの意思とは関係なく揺れてしまう美人妻の乳房。

「ゆきさんからお願いがあるみたいなんです。聞いてあげてください」
「パパぁ……っ! ごめん、なさい……はぅん! ごめんねこんな電話、Zくんが勝手に……ぁあんっ、ねぇやめて! 動かないで!」


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