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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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アナルヴァージン喪失 (1)-4

 自分の愛する女が、スマホ画面の中で男に組み敷かれ今この瞬間に犯されている。突然の着信にも関わらず、私の股間は即座に反応し痛いほど勃起した。
「ゆきいいよ。すごい興奮する……なに、お願いって。そのまま続けながらしゃべって!」
「お願いなんて……ないから……切って! ぁん! 電話切って……それがお願い、今すぐ……んぷっ! んんん!」

 もだえ狂う妻。抑えが効かなくなっている。涎が涙が妻の頬を伝う。あぁゆき、嫌なのになんでそんなに気持ちよくなってしまっているのか。

「ぁあああぁああああだめだめだめ! んぷっ、見ないで、見ないでパパ……! ぁああごめんなさい!」
「ゆき……! 見せて! 感じてるゆきの顔、すごく可愛いよ」
「だめだめだめ、やめてやめてやめて! ぁああああZくんだめ動かないで、あ、あ、あ、ぁあああだめだめだめだめぇぇえええ!」
「ゆきさん! 俺もイクから! 一緒にイクとこOさんに見せてあげよう……!」
「ぁああああねぇやだ、だめだめだめやだやだやだぁあああああもう……!やだやだやだあぁあああいっちゃう、ねぇいっちゃうどうしようごめんなさいパパ、っぁああああああ!」

 その瞬間、Zが腰を一弾深く突き出した。Zの男性器がゆきの女性器の奥の奥まで挿し込まれている。亀頭が子宮口にめり込み、ぐりぐりと押し付けられている。妻は幾度か肢体を震わせ絶頂を迎えた。あんなに嫌がっていたのに、今や腰はZに向けて突き出され、射精を促し受精する体勢になっているゆき。
 Zはペニスを引き抜くと、ゆきの顔面に向けて精液を発射した。びゅるるるとすごい勢いで放出される白濁液が、妻の頬に鼻に口に飛び散った。美しい顔はまたたくまに汚され、髪の毛にもべっとり精液が付着した。

 匂い立ってきそうなおぞましい映像が画面に映し出されている。
 潤んだ瞳から涙が幾筋も流れている。口の端からは唾液が垂れ、汗が滲み紅潮した額やうなじに、乱れた髪の毛が張り付いている。美しい女が無残にも犯され、果てた姿。フェロモンが充満している。

 妻の口に、Zのペニスが挿し込まれた。ゆきの意思とは無関係に、強引な抜き挿しが開始された。愛する妻の白い頬が亀頭の形に盛り上がり、また凹む。
 ジュッポジュッポと音を立て、強制お掃除フェラをさせられる哀れな妻。放心状態のゆき。ここに至るまですでに何度もイかされた妻は、されるがままに他人棒を口に突っ込まれ口淫奉仕させられるのを夫に生中継で見られるという辱めを受けている。喉奥までぎゅうぎゅうに押し込まれてえずく。苦しそうに嗚咽を漏らす。その度に胃液が逆流し、ネバネバした気持ち悪い体液が美しい妻の顔を汚す。

 Zのペニスが抜き取られると、テラテラと黒光りする陰茎には、精液と唾液と胃液が混ざりあった液体がまとわりつきドロリと垂れた。泡立ち白濁したそのおぞましい分泌液がゆきの美しい顔の上に滴り落ちる。Zは顔射した精液をその液体とを一緒くたにしてかき集め、ゆきの口の中に戻す。むせる妻に構わず指を突っ込んでかき回す。
「んが……ゴブポ……」
 変な音が喉奥から聞こえてくる。ドロドロに撹拌された粘液が妻の口や胃から逆流し吐き出され、再びゆきの顔面に溢れた。それをまた戻してかき回すZ。さっきから汚らしくいやらしい男女の体液が、妻の口内に入ったり出たりを繰り返している。
「ぁが……ゲボ、ゴフ……プ……」
 咳き込むたびにゆきの口からドロリ、ドロリと汚らしい液体が垂れ下がる。正直ビジュアルも見られたものではないし、きっと妻の周りは酷い悪臭が漂っているに違いない。

 涙目のゆきが我に返り、悲しそうな表情できっとZを睨んだ。予告なく夫に自らの痴態を晒され拒否しても無視され珍しく怒っている。無言で、Zの手からスマホをひったくるようにして奪うと、ガサゴソ音が聞こえたのちにビデオ通話は切断された。

 直後、ゆきからメッセージが届いた。

「さっきはごめんなさい! でもパパもひどいよ! なんですぐに切ってくれないの??? ゆき辛かった。あんな姿見られたくなかったです! パパのことちょっと嫌いになりました。Zくんのことはもっと嫌いになりました!」

 Zは悪ふざけがすぎたことを必死で謝ったらしいが、許されることはなくその日のデートはそこで終了した。
 車での送りも断って、ラブホテルから一人帰ってきたゆき。私にもさきほどZに向けたのと同じ悲しそうな表情をちらりと見せただけで、子どもの世話や残った家事をてきぱきこなすと、シャワーを浴び寝室の鍵を締めて一人で寝てしまった。

 さすがにゆきのことが可哀想になったが、よく考えれば、突然あのようなビデオ通話を受けて愛する妻のレイプシーンを見せつけられたのだから、私も被害者の一人ではないか。いやしかし結局興奮してしまい、もっと見せてと叫んでしまったのも事実――しばし逡巡し、まずは謝罪のメッセージを送り、明日改めて謝ろうと考えた。

 そして寝室から締め出され今日はいったいどこで寝ようと和室に行ってみたら、きちんと布団が敷かれていた。

  *

 このようにして、せっかくゆきが初めてのアナルセックスを私としたいと考えてくれていた千載一遇のチャンスを、私はふいにしてしまった。
 妻の怒りそのものは実はすぐ収まったのだが、けじめとして私もZも数日間のセックスおあずけを喰らい、その間に妻は、もう一度Fとデートした。

 帰宅したゆきは、アナルヴァージンを喪失していた。


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