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エスカレート
【痴漢/痴女 官能小説】

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観察者-1

木陰から一人の男が、建物の外へ出て行く一人のOL風の女性を目で追いかけていた。
「あの人かぁ凄く綺麗な人だったんだ凄いや・・」
男は、女の後姿をじっと目に焼き付けると、辺りを確認して、
素早く女の出てきた建物の中へ忍び込む。
男の鼻先に異臭が飛び込んでくる。
男は、割れた鏡の前を足早に通り過ぎると、一番奥の個室に躊躇なく入ると、鍵をかけた。
「ス〜ぅぅぅぅ・ハァァァァ・スゥ〜ぅぅ・ハァァァ・あぁぁぁぁ」
勢い良く個室の匂いを吸い込んでいる。
微かに異臭とは呼べない、男を誘う香りが男の鼻を刺激し興奮させた。
「凄いやいい香りだ、あの人のあぁぁぁ匂い凄いぞ」
男はベルトを外し、慌てたようにスボンと下着を足首まで下すと、
いきり立った一物を右手で握った。
「ハァハァああぁぁぁ」
男は、匂いを吸い込み、目を閉じながら、右手を前後に激しく動かし始めた。
目を閉じると、
(タイトスカートのあの人がヒールを鳴らしながら自分の方へ歩いてくる
あの人は、僕に微笑むと、「いやらしい子」と言って、
ペニスを掴んでシコシコしてくれる
あの人は、僕の前にしやが見込むと「アッあぁぁぁぁお姉ぇさんお姉ぇさぁ〜ん」)

男は、身体を痙攣させながら、白いドロドロの液を勢い良く何度も吐き出した。
それから男は、一時間ほど直美の居た個室に居座り
妄想の世界で、三度ほど果てて個室を後にした。


直美は部屋へ戻ると、缶ビールを飲み干し、心地よい疲れに二時間ほど昼寝した。
時計は、5時を回っていた。窓の外は、直美を誘う様に薄暗くなっていた。
普通の休日なら、これからスーパーにでも買出しに出かけ、
夕食の支度でもするところなのだが、とても今日はそんな気になれないでいた。
これから夜の時間、どうやって昼間以上の刺激を見つけようかと、真剣に考えていた。
汗ばんだ身体をシャワーで流せばよい案も浮ぶかと、直美は熱いシャワーを浴びた。

男は、どうにかして彼女に近づきたいと思った。
ゲームや漫画の二次元世界でしかイメージ出来なかった女性を、
リアルに感じることが少しできたからだ。
しかし後をつけて色々、彼女を調べたりする勇気もなければ、行動力も男にはなかった。
ただ、あの人が今、自分にとっての女神であると、男は一人妄想していた。


男は、一度、部屋へ戻ると、乱雑に詰め込まれたダンボール箱の中から、
ポラロイドカメラを引っ張りだした。
そして、タンスの引き出しから未使用の粗品タオルを取り出し、
トイレから新たなトイレットペーパーのロールを一本、全てを鞄に詰め込んで、
あの公園へ再び向かった。



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