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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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背信行為-12

東非常口Bに到着した若菜。遅れて杏奈と彩香、吉川が到着した。
「ちっ、遅かったか…!」
ハイヒールで地面を蹴り悔しがる若菜。他の3人は肩で息をしていた。
「管理室に行って本当にここから出たかどうか確認するわよ!」
若菜は同じ1階にある管理室に入る。
「ねぇ!映像確認さ…せて…」
中に入るとそこには誰もいなかった。今さっき、山中と電話で話したばかりだ。それに緊急事態なのは感じたはずだから持ち場を離れる事は考えられなかった。若菜は中へ入りたくさんのモニターの前の机に向かう。そしてその机の上にあるものを見て絶句した。
「な、何これ…」
そこには写真がたくさんあった。どれもこれも卑猥な写真ばかりだ。しかしその写真を良く見ると、それらに映る女性が警視庁の女性職員である事に気付いた。

そこへ清水からまた電話が来た。
「どういう事よ、これは…」
「くくく。見ての通りさ。俺を楽しませてくれた女どもさ。」
「これ、みんな体調不良だの理由なしに辞めるだの言っていなくなった子達よね。」
「ああ、そうだ。みんなキメセクで涎垂らして発情した奴らばかりだよ。」
「まさか彼女らに麻薬を…」
「ああ。今頃は俺たちの持って来る麻薬を首を長くして待ってるとこだろうよ。早く帰ってエサやらないと死んじゃうからな!」
「マジでクソ野郎ね…。」
「警視総監様がクソとか言っちゃダメじゃん!ハハハ!口が悪くてマヌケな総監様、沼田は回収したよ。じゃあな?」
「な…!」
清水はそう言って通話を切った。
「やられた!沼田を連れ去られた!」
「えっ…?」
麻薬保管庫のモニターに沼田の姿はなかった。後で確認すると山中が沼田を連れ出す映像が残っていた。

「山中もグルだったか…。見事にやられたわ。でもそれよりも女性職員をクスリ漬けにして今も苦しめてるって事が許せない。絶対に許さない。絶対に彼女らを助け出す。清水は絶対に許さない。絶対。」
絶対を連呼する若菜に怒りの大きさを知る3人。まさか警視庁内でこんな事件が起きているとは思わなかった。

「私がここを留守にして千城に行ってたからこういう事態になったのかも知れない…。あっちはマギーに任せて、もう私は行かない。私は警視総監。ここの責任者だから。」
若菜はふらふらしていた自分を責めた。刑事でありたい願望が強く出過ぎた自分を悔い改め、警視総監である自覚を自分に強く植え付けるのであった。

「井沢友美さん、香川晴香さん、園田由紀子さん、比嘉佐知子さん、根本沙織さん、絶対に私が助けてあげるからね…」
若菜は唇から血が出そうなぐらいに強く噛み締めていた。


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