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思い出の初体験
【幼馴染 官能小説】

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思いがけない出来事-5

そんな時だった。
あの蘭から連絡があり、好子、美樹とのスケジュール調整がついたというのだ。
つまり、あの4P話がついに実現することとなったのだ。

譲司からその話を聞いた茂雄は、ぜひその場に同席させて欲しいと申し出た。
参加を、ではなく、同席をという点に譲司は引っ掛かりを感じ、
プレイへの参加を打診したが、茂雄はかたくなにそれを拒んだ。
「わたしは美樹の様子が見たいだけですから。」
そんな茂雄の考え方を訝しく思いながらも、譲司は茂雄の同席を承諾した。


その日がやってきた。
マンションの部屋に入るなり、蘭も好子も、譲司が予想した通りの反応をした。
その部屋の広さと豪華さに言葉を失い、
そして自分たちを舐めるように見つめる茂雄の姿に違和感を感じたようだった。

茂雄のことは2人にはあらかじめ話しておいた。
美樹の父親であり、二人は昔から肉体関係を持ってきたこと、
そして父親は娘を虐めることに異常なまでの快感を感じる性癖の持ち主であること。

好子も、蘭も、譲司の話を聞いた段階では大いに興味を示した。
近親相姦というものが自分たちの身近に存在していることに驚き、
そしてその場にいることができることを喜んだ。
好子にしても蘭にしても、譲司の責めを期待して店に通うような性癖の持ち主なのだ。
譲司とのプレイに新たに加わる嗜好の一つとして考えたのだろう。
もちろん、そうした異常な性癖をもつ茂雄とのセックスに対する興味もあった。

しかし、譲司との複数プレイが始まっても、茂雄はそれに加わることなく、
その様子を4人の間近まで近づき、いつものようにビデオで撮影し始めたのだ。

好子は譲司のペニスを口から離すと、少しイラついた様子で言った。
「ねえ、美樹のお父さん。え〜と、茂雄、さん?
 そのビデオ撮影、やめてくれない?」 
「ああ、すみません。あくまでもわたしの鑑賞用ですので。」
「あのさ、そういうことじゃなくって。ねえ?蘭。」

譲司の乳首を指先で転がしながら自分の股間をこすっていた手を休め、蘭も応じた。
「ええ。気が散るっていうか……。そうやって間近でじっと見られてると、
 わたしたちもなんか恥ずかしいっていうか、集中できないっていうか。」
「ええ。そんなことするくらいなら、茂雄さんも参加すればいいじゃない。ねえ?」
「そうよ。だったらわたしたちだって割り切れるっていうか。」


蘭は全裸でカメラを構えたままの茂雄の股間がすでに勃起状態であることを確認し、
妖しい笑みを浮かべながら答えた。
「ええ。茂雄さんもその方が楽しめるでしょ?
 それにわたしたちのとっても楽しみが増えるかもしれないわ。」
「それっていうのは、つまり、ペニスの数が増えるっていうことですか?」
茂雄はカメラのファインダーを覗いたまま答えた。

「そう露骨な言い方されると、なんか興ざめしちゃうけど。でも、まあそういうことよ。
 茂雄さんだって、ほら、それなりのもの、持ってるんだから。」
蘭は茂雄の股間を凝視しながら言った。
「ええ。確かに。むしろ参加してくれた方がわたしたちの楽しめる時間も増えるもの」
そう言いながらも好子は、譲司の顔色を窺っていた。

確かにこういう場合、男のプライドと言うものを考えると難しいものがある。
譲司一人だけで3人の女を相手にするのは女たちにとって物足りない、
ということを言っているようにも聞こえるからだ。
ただ、単純に考えて、男一人を女3人で相手にするよりも、
男が二人いた方が女は構ってもらえるチャンスも時間も増えるわけだった。
もともと好色ゆえ、複数プレイを持ち出した好子と蘭だけに、
年齢からは想像できないほどに、ドクンドクンと脈打ちながら、
自分の腹を打っているペニスには十分すぎるほどの興味があったのだ。

その一方で美樹は、自分の父親の行動がみんなの機嫌を損ねるのではないか、
そればかりが気がかりでならなかった。
もともとこの4Pには乗り気ではなかった美樹である。
他の二人への対抗意識から引き受けてしまったものの、
美樹は譲司と二人きりのセックスが好きだった。

たとえ父親がカメラで撮影しながら手を出してくるような状況であっても、
譲司に鞭打たれ、叩かれ、抱かれている時は譲司を独占できる。
そんな姿を実の父親に見られているというある種の背徳感とは別に、
美樹なりの純粋なものがそこにはあったのだ。

しかし、ひょんなことからこうした不思議な関係が始まってしまった。
父親も父親だ。
ごたごた言っていないで一緒に参加すればそれで済むことだ。
美樹は心の中ではそう思っていた。

「ねえ、お父様。蘭さんや好子さんもああ言ってくださっているんだから、
 遠慮なさらずにお父様も参加なさればいいじゃないですか。」
美樹は思い切って父親に言ってみた。

父親の答えはあっけなかった。
「わたしは浮気はしない。わたしが抱く女はお前だけだ。」

この答えには美樹よりも好子や蘭、そして譲司があっけにとられた。

《自分の娘以外の女性は抱かない。》
これほど非道徳的な、背徳的な、そして娘への異常な愛情に満ちた発言があるだろうか。

それでいながら、茂雄は、自分の娘を間近でビデオ撮影し続けながら、
自分の娘が半狂乱になって喘ぐまで責め続ける譲司に対して、
異常なまでの嫉妬と怒りも感じていた。

しかもその怒りは単に譲司だけに向けられたものではなく、
父親の目の前で卑猥な言葉を連発しながら、譲司の責めに涙を浮かべて喜ぶ、
ふしだらな娘へ向けられたものでもあった。


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