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思い出の初体験
【幼馴染 官能小説】

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思いがけない出来事-4

美樹は父親を睨みつけた。
「それがどうかしたの?」
「いつものように、わたしと一緒に風呂に入っている時のことだった。
 あの時、お前はわたしと一緒に入ることを一瞬拒んだ。」
「だって、恥ずかしいじゃない。あんな身体を見せるのは。」
「いや、お前が風呂に入ることをためらったのは、
 あの落書きをわたしに見られたら恥ずかしいからじゃない。」

美樹の声は怒りに震えていたが、同時に何かにおびえたようでもあった。
「じゃあなんだって言うの?」
「風呂に入ればあの落書きが消えてしまうからだ。
 さもなければ、いつものようにお前の身体を洗う時に、
 わたしに消されてしまうと思ったからだ。」
「そ、そんなわけ、あるはずないでしょ。」
「その証拠が今でもお前の股間に残っているはずだ。」
「…………。」

茂雄は美樹を引きづり倒し、その股間を乱暴に開きながらカズに言った。
「カズさん。美樹の股間、この股のところ。太腿を大きく開いてみてください。」
「やめてよ。そんな。人の身体を調べるみたいなことはやめてよ。」
「調べるみたい、じゃない。調べるんだよ。美樹。
 そこにはお前の本当の心が隠されている。」

譲司は茂雄に言われたように、美樹の股間に手を伸ばした。
「カズ。やめて。わたし、やっぱり父親の目の前で恥ずかしいわ。」
美樹はそう言ってカズの手を振り払おうとした。
しかし譲司はそれを許さず、美樹の太腿に手をかけ、左右に足を大きく開かせた。
「もう何日も前に書いた落書きが残っているとは意外だなあ。
 いくら油性マジックで書いたとはいえ、放っておいても2,3日で消えるはずなのに。」
譲司はそう言いながら美樹の股間に手をやり、太腿の内側に残ったままの文字を見た。

そこには確かに譲司が書いた「淫乱奴隷 美樹」の文字がはっきりと見て取れた。

「洗わなかったのか?いや、それだけじゃないな。なんだ、これは。」
譲司は美樹の顔をまじまじと見た。
美樹は観念したように、譲司の目を避けながらぽつりと言った。
「そうよ。消えないように、文字の上から針を刺したの。
 カズが書いた、そのままの文字をなぞってね。」

茂雄も美樹の股間を覗きながら改めて言った。
「それが、お前自身が、すでにカズさんの奴隷となっている動かぬ証拠だ。」
美樹はそれでもまだ納得しないのか、父親の手を振り払って言った。
「このくらい、大したことじゃないでしょ?ちょっと遊んでみただけよ。」
「針を刺したのは一度や二度じゃないだろう。
 しかもその色は血が固まった後の色じゃない。なにかの色素と一緒に刺したものだ。
 言ってみれば、刺青と同じ状態になっている。
 それでもお前は遊んでみただけと言い張るのか?」

茂雄は美樹を床に突き飛ばすと、改めてカズに頭を下げた。
「こんなことをしてしまった娘に、罰を与えてやりたかったのです。
 いや、わたしという存在がありながら、カズさんに服従する娘が許せなかった。
 わたしなりの最大限のお仕置きを、美樹に与えようと思ったのです。」

「それがわたしとの奴隷契約?」
「はい。お仕置きと言いながらも、これもわたしの性癖です。
 カズさんと一緒に、娘をいたぶる。それを想像しただけで……。」
そう言うと茂雄は遠くを見つめる目になった。
茂雄の股間ははちきれんばかりに勃起している。



こうして譲司と美樹、そしてその父親の茂雄との不思議な時間が始まった。
譲司と美樹との関係にそれ程の変化はなかったが、
茂雄は回を重ねるごとにその異常さを表に表すようになっていったのだ。

譲司と美樹のプレイが始まると、
茂雄はビデオカメラを片手にそれを克明に、と言うよりは執拗に記録し始めた。
この光景を例えば誰かが目撃したとして、
全裸のまま、ペニスを腹打つほどに勃起させながら美樹の卑猥な姿態を追いかける男が、
その女、美樹の実の父親だとは誰も思わないだろう。

譲司が美樹を追い詰め、耐えきれなくなった美樹が父親に助けを求めても、
茂雄はカメラのファインダーを覗いたまま、娘の助けを全く無視し続けるのだ。
茂雄は娘の苦痛に悶える姿、
そして助けを求めても全く取り合おうとしない自分に絶望する娘の姿を見て、
異常な快感をさらに高めていく。

美樹は美樹で、譲司の責めを限界まで我慢し、
耐えきれなくなったタイミングで助けを求めたのにもかかわらず、
その父親に無視されるという不条理さにさらに快感を高めていくのだ。

時折父娘は譲司の存在さえ忘れたかのように、
父娘だけのそうした不条理の世界に浸り続けることがあった。

3人の、というよりも、美樹と茂雄の精神面での辱めは次第にエスカレートしていった。これ以上の責めは危険だと譲司が判断し、美樹を許そうとしても、
茂雄がそれを許そうとはしない場面が度々あったのだ。
失神しても譲司に代わって美樹を責め続ける茂雄を、

譲司は茂雄を力ずくで美樹の身体から引き離し、
それ以上の行為をやめさせたことが何度もあった。
失神した美樹の身体の上から引きはがされ、
床に転がされて、ようやく我に返る茂雄の姿に譲司は次第に不安を感じるようになった。


譲司が用いたのと同じ責め具を使い、譲司と同じように美樹を鞭打ちつけながら、
異常なまでに股間を勃起させて歓喜に震える茂雄の姿。
譲司は次第に自分がこの3人の関係から浮き始めているようにさえ感じ始めていた。


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