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ある女教師の受難
【教師 官能小説】

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紳士的な男-3

「思った通りだ。先生の胸はなかなかのボリューム感がある……下着のサイズはいくつですか?」
 ユリは黙って俯く。至近距離でストリップをさせられ、その上恥ずかしい質問に答えるなど耐えられない。
「その態度はあまりいいとは言えませんね」
 高岡の口調に僅かにだが不機嫌さが感じられ、ユリは仕方なく消え入りそうな声で答える。
「D……です」
「Dカップですか」
 高岡が左手を伸ばし、形と大きさを確かめるように、キャミソールの上から胸を手のひらで覆う。
「男は何人知ってるんですか? 今、セックスの相手は? 抱かれるのはいつ以来ですか? ……さあ、キャミソールも脱いで」
 羞恥心を煽るのが目的なのだろうか、高岡は下品な質問を次々とユリに浴びせる。
「4人です……半年前に別れてからは、誰とも、その……してません……」
 ユリは上気した頬をさらに赤らめながらキャミソールをゆっくりと脱ぎ、それもまた床に落とした。淡いピンクのブラが高岡の前に晒される。
 ユリの答えは事実ではない。本当は黒谷を入れれば5人で、それもつい先日の出来事だ。けれど、黒谷に脅され凌辱されたことなど、はじめからなかったことにしたかった。
「へえ、男はそこそこ知ってるんですね。ならばそれなりのテクニックもお持ちかな? 楽しみですね。……初めてのセックスはいつですか?」
 肩に回していた右手の指先で、高岡はユリの耳に触れる。指先で形をなぞり、耳たぶをくすぐる。左手は顎から胸の谷間を通って臍までを、ゆっくりと往復しながら撫でている。
「17歳の時です……」
 ソフトなタッチで素肌を何度も撫でられて、ユリは息を飲み、ゾクリと肌を粟立てる。
「きれいな肌をしてますね、先生。柔らかく滑らかな肌だ……。さあ、次はスカートです」
 高岡が左手で裾を軽く持ち上げ促す。耳たぶをくすぐっていた右手は背中へと移動し、素肌の上を背骨や肩甲骨に沿って這い回っている。高岡に抱えられるような体勢のままぎこちなくスカートを脱ぎ、ユリの体を隠すものは小さな下着だけになってしまった。
「太腿の肉付きもいいですね……」
 高岡の手のひらが膝に触れ、太腿までを往復する。柔らかい手つきに肌がざわざわと騒ぐ。
「っ……!」
 ソフトな手つきで執拗にあちこちを撫でられているうちに、ユリの唇から小さく息が漏れ出す。そんなユリの顔を、今となっては作り物めいた笑顔で高岡が覗き込んでくる。嘲笑されているような気がして、ユリは恥ずかしさにギュッと目を閉じた。
「恥ずかしいですか、先生。本当に可愛らしい女性だ」
 目を閉じているユリの顎が指先で軽く持ち上げられ、眼鏡が外される。次の瞬間には高岡の唇がユリの唇を塞いでいた。

「んっ……!」
 唇が何度も啄ばまれ、時折舌先でなぞられて、くすぐったさにも似たその感覚に力が抜けてしまう。高岡はその隙を逃さず、口内へぬるりと舌を差し込んでくる。
「んん……! ぁ……」
 ユリの舌はあっさりと捕えられ、絡め取られる。舌の裏を付け根から先端まで丁寧になぞられては、強く吸いつかれる。二人の唾液が混ざり合い、絡んだ舌がクチュクチュと音を立てる。醒めたはずの酔いがぶり返したように、ユリの思考は少しずつぼんやりとしていく。
 キスの合間に高岡はブラのホックを片手で器用に外し、緩んだストラップがユリの肩から腕に滑り落ちた。
「あとは私が脱がせてあげましょう。その可愛い下着は、男に脱がされるためにあるんですよ……」
 高岡が緩んだブラをするりと外し、ユリは露わになった胸を両腕で咄嗟に覆い隠した。高岡の両手はそのままユリの腰に回り、ブラとお揃いのショーツに手を掛ける。ユリは思わず身を捩るが、空しい抵抗でしかない。
「力を抜いて……」
 最後の砦だったショーツもするすると脱がされ、ユリはついに裸にされてしまった。
 ねっとりと執拗なキスを終えると、高岡は体を覆い隠そうとするユリの両手首を掴みゆっくりと開いていく。
「恥ずかしがらずに見せて下さい、先生の体を……。ああ、私好みのスタイルだ」
 ユリは顔を背け唇を噛み締める。高岡の視線を全身に感じる気すらして、恥ずかしくて堪らない。

「さてと」
 高岡はユリの前に立ち、スラックスのファスナーから既に怒張しているペニスをボロリと引き出した。そしてユリの顎を持ち上げ正面を向かせる。
「さあ、咥えて下さい」
 目の前で露出されたものの大きさにユリは一瞬息を飲む。ユリが見たことのない程のサイズのそれは、カリ首が張り出し黒く光って、凶暴な大蛇を思わせた。
「どうしました? ユリ先生」
 呆然としているユリに優しげに問いかけながら、高岡はユリの唇に亀頭を押し当てる。躊躇する間もなく、ユリの口は犯されようとしている。
 どうしてこんな目に遭うのか――そんな風に自問するのは何度目だろうか。


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