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思い出の初体験
【幼馴染 官能小説】

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譲司の迷走-4

「ああ。カズ。いいわ。もっと打って。美樹を、美樹を、めちゃくちゃにして。」
「どうした?今日はやけに積極的じゃないか。いつもはもっと嫌がるのに。」
「ああ、そうなの。今日は特別なの。ねえ、もっと感じたいの。カズ。」
「そうか。じゃあ、これを使えばいい。」
譲司は部屋の隅に置かれたテーブルの上にあった黒いバイブを美樹に手渡した。
「誰が用意したんだか、こんなものまで置いてあるぞ。使えるものは使わなきや。
 さて、どこへ突っ込もうか。」
「ああ、ねえ、突っ込んで。美樹の、美樹の……
 ああ、どこ?どこに突っ込んでくれるの?」

その時譲司は窓のガラスに映りこんだ人影に気づいた。
一瞬、不審者かという恐怖を感じた譲司だったが、すぐに気づいた。
(そうか、美樹の父親か。)
ホテルの玄関から美樹に手を引きずられる形で部屋まで来て、
ワインを口にするかしないかのうちに美樹を脱がせ、行為に及ぶうちに、
美樹の父親の存在など忘れていた譲司だったが、
オートロックのドアを開けて部屋の中に入ってきていることからも、
その人影が美樹の父親であることに間違いはないと思われた。

娘が全裸でガラス窓に張り付いたような態勢でバイブオナニーを強いられている様子を、
美樹の父親はどう受け止めるのだろう。
そもそも娘が熱を上げるホストのところに同伴してくる父親の思考回路が、
いったどうなっているのかさえ、譲司の想像の域を超えていた。

責任を追及してくるのなら、こんな高級ホテルのスイートルームなど必要ないだろう。
そして来店してから車でホテルに到着するまでの言葉遣い。
譲司に対する責任追及や脅迫といった類の高圧的なものは一切なかった。
むしろ、娘が大事に思っている男への、ある種の敬意さえ感じられた。
この父娘の狙いは何なのだろう。
しかし、そうした譲司の疑念は美樹の一言ですべて晴れた。

「お父様。ガラスに映って丸見えよ。どうぞ入ってらして。」
譲司が振り向くとさっき美樹の父親と名乗った中年の男性が立っていた。
「いや、もう少し気づかれずに見させていただおこうと思っていたんですが。
 いやいや、窓の多い部屋は油断禁物ですなあ。」
美樹の父親と名乗る男は頭を掻きながら譲司のいる方へ近づいてきた。

「スパンキング、ですか。この子の尻も叩き甲斐があるでしょう。
 わたしはもっと痩せていた方が好きなんですが、この子もやはり年齢でしょうか。
 この頃はすっかり肉付きが良くなってきて。
 縄で縛ると、もうそれこそ焼き豚……。」
「お父様。いくらなんでも、それは酷すぎます。しかも、カズの目の前で。」
「そう言いながら、もっと辱められたいと思ってしまうのがこの娘でして。
 あ、カズさんは、そんなこととっくにご存じでしたね。」
「は、はあ。」
「いや、プレイがようやく始まり、これから盛り上がっていくというタイミングで、
 突然乗り込んできてしまって大変申し訳ありません。
 ただ、本格化する前にお願いした方がよいと思いまして。」
「お父様。話が始まったらわたしは放っておかれるのよ?」
「ああ、お前はそうしたプレイも好きだったじゃないか。
 じゃあ、せめてそのバイブを使って待っていなさい。」
「だからそれはカズに決めてもらうの。ねえカズ。どっちの穴でもいいから、
 早くに突っ込んでちょうだい。」

譲司が返事に戸惑っていると、美樹の父親が厳しい口調で美樹に言った。
「美樹。ご主人様にその口の利き方は何だ。
 突っ込んでください、だろ?いや、それさえ思いあがった言い方だ。
 カズさん。全く申し訳ない。わたしの教育が行き届かないばかりに。
 あんな失礼な言葉遣いをするとは、まったく奴隷としての意識ができていない。」
「あ、いや、わたしはそこまでは……。」
「カズさん。娘に、有無を言わさずにそいつをぶち込んでやってください。 
 お話はそれからで。」

譲司は美樹の父親に促されるように改めて美樹の身体に近づくと、
手に持ったバイブを美樹のアナルにねじ込んだ。
「ギャーッ」
さすがに太めのバイブが一気にねじ込まれたことで、美樹は悲鳴を上げた。
譲司は少し躊躇いながらも、バイブのスイッチを入れる。
美樹のアナルに突き刺さったバイブは、
その全体を振動させながらくねくねと動き始めた。

「君のお父さんから話があるそうだ。
 その間、ガラスに張り付いてバイブを味わっているんだ。」
譲司は冷たく言い放つと、美樹の父親に近づいて行った。

「いやあ、お手数をおかけしました。どうぞ、そちらにお座りください。」
美樹の父親は譲司に夜景がよく見える位置に置かれたソファーを指し示した。
もっとも、今は夜景だけではなく、アナルバイブを突っ込まれた全裸の美樹が、
バイブの動きに合わせるかのように、お尻をくねらせ喘いでいる様子もよく見えた。

「まずはおひとつどうぞ。」
「あ、ありがとうございます。」
「いや、こうして飲む酒は最高ですなあ。」

ガラス越しに見える夜景とガラスに張り付き身体をくねらせる全裸の女。
それをじっと見つめながらグラスを交わす二人の男たちの姿も、
ガラスに映りこんでいた。


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