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輪姦・バンガローの夜
【痴漢/痴女 官能小説】

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輪姦・バンガローの夜-5

もう詳細も思い出せない。何を期待して待ってて、何をしに来たのか明白な事だった。
ただ、その時の奥さんのパンティがきのうの白と違って黒にちょっと赤い模様の入ったセクシーなやつだった事だけは覚えている。
あっという間に裸に剥いてしまってオマンコに吸い付き乳房に吸い付き、口を吸ったりペニスを吸わせたりと5人やりたい放題の状態だった。

「昨日の子。舐めてよ」

僕に向けて大股を開かれ、僕はイノウエが舐めた後でも構わず昨日のようにソコに貪りついた。

「あぁ、いい・・・気持ちいい・・・上手いわ」

ここは僕の権利だと一番最初にそのまま挿し込んで射精する。
感触こそはよく分からなくなっていたものの、柔らかな肉の袋に包まれてとにかくパシパシと打ち付ける。
今思えばずいぶんと乱暴な扱いをしたものだと思うけど、友人達が見ている前で初めてのセックスを経験したのだ。無我夢中とはこの事だった。
時々、他のヤツらにどこか刺激されて、喘ぎと共にヒクリと絞まったのを憶えている。
あれが案外、オーガズムの瞬間だったと思うのなら僕はなぜだかずいぶん名誉な事に思う。
それから次々と奥さんの股間に割り込んで射精する。
腰を浮かした拍子にポタリと溢れた精液が床に零れ落ちたのを見た。
その間も乳首を吸ったり、乳房を揉んだりと他人の順番をおとなしく傍観して待っていたりはしなかった。

「はぁ・・・はぁ・・・誰かお尻の穴使ってみない?」

イノウエにひっくり返されて後ろから挿入され、僕はその背中を抱きかかえるように乳房を揉んだ。
口は膝で立ったペニスを咥え込んでいる。イノウエがその精液まみれの中に更に注ぎ込んだ時、奥さんはそう言った。

「僕でもいいですか?」

本当に隙をついて名乗りを上げたのは意外にもノグチだった。お前も男だったのかと思った。
ノグチは奥さんに促されて床に伏せ、尻の谷間に屈み込むとその精液まみれの肛門を舐める。
女の尻の穴はどんな味がするのかと僕は妙な興奮を憶え、一同立ちすくんでそれを見守るがまだリタイアする気はない。
ペニスの勃起を無理にでも保とうとそれぞれに擦っていた。

「あぁ、深いわ・・・ちょっと抜いて・・・そう、ゆっくり・・・」

尻の割れ目のすぐ手前にノグチの薄茶色したペニスが挿し込まれている様子が見える。
僕は間近に寄ってそれを眺めながら、手でオマンコの先を弄ってあげた。

「あん・・・気持ちいい・・・お尻が気持いい・・・」

引き抜くたびにペニスの周りを厚い輪ゴムを巻き付けたような肛門が露出して見えた。
他のヤツも取り囲んでそれを観察する。灯りの乏しい部屋の中で影になってよく見えない。
次は僕がお尻の穴を使わせてもらおうと自分のペニスの調子を伺う。あと二回ぐらいはできるよな。

僕はその夜二回と半射精した。オマンコに一回とお尻の穴に一回。
もう一回はまたお尻に入れてみたのだけど、ミズキが下からオマンコを使っていて、ペニス同士が中で擦れあって気持ち悪く感覚が分からない。
お尻の穴でセックスするというのは興奮した。オマンコもお尻もそう変わらない気はしたけど、女のケツの穴なのだ。
少し硬くてぬめぬめとした感じがする。ノグチがお尻の穴を使っている様子をすぐ傍で眺めていて、何というのかそれは「淫靡」だった。
「淫靡」は禁断に秘められた美学なのだと僕は訳の分からない事を思いつく。また女の股間を覗き込んだ外国映画の青年を思い出す。
達した感覚はあったけど、さすがにタネ切れなのか。二回目のお尻の穴は射精してる感覚がなかった。
その最中に一度抜けてしまって奥さんのお尻の穴が赤黒くパックリと開いていた瞬間はいまでも忘れない。

淫靡な体液にまみれて深夜と思しい頃に全員ザコ寝に堕ちた。
明け方頃に誰かが蠢く気配を感じたものの、奥さんが帰ってしまった事を憶えていない。
たぶん、それがそうだったのではないかと僕は思う。
体は重く疲労は抜けきっていないものの、頭は軽くて股間は引き攣った。
朝のうちに出発してしまわないと、いったい何時に帰宅できるのか見当もつかない。
僕らは最後にもう一度奥さんの顔をひと目みたく、鍵を返してチェックアウトする際に管理人さんに訊いてみた。

「あの、奥さんはおいでですか?」

管理人さんは意外にもきょとんとした顔で僕らを眺めた。

「クッキーとか差し入れして頂いて、いろいろ気づかってもらったので・・・」

「昨日、誰かと会ったのかい?」

「ええ、まあ・・・」

管理人さんの言った意味が一瞬分からず、僕らはともかくその場を繕う。
気は遣ったつもりだったのだが、余計な事を言ってしまったのか、管理人さんの表情は一変して真顔になる。

「痛くなったり、痒くなったりしたらすぐに医者に診せた方がいい・・・」

しばらくおいて管理人さんは淡々とそう呟くように吐き捨て、別れの挨拶をするとまた笑顔に戻る。
僕はてっきり余計な事を言って、奥さんの浮気症がバレてしまったのかとそればかりを気に病んだ。
おかげ様でいい思いをさせてもらえたけど、「インラン」というのは事実なのだろう。
他のメンバーもたぶん、同じような後味の悪さを隠していたのだろうと思う。
ところが帰りの電車に揺られてウトウトとしながらこんな事を思った。
あれは管理人さんの奥さんだとは限らないのだ。なぜなら、管理人小屋にいるところを見た者はいない。
二人が一緒にいるところも見た憶えはない。なのになぜ管理人さんの奥さんだと決めつけたんだろう。
近くに棲まう「誰か」でそれでいて、痛くなったり痒くなったりする恐れもあるとすれば・・・



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