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輪姦・バンガローの夜
【痴漢/痴女 官能小説】

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輪姦・バンガローの夜-4

とりあえずノグチを置いて4人で渓流に出かけた。
イノウエというヤツがいて「俺は今日はいいよ」とノグチと残ったのだ。
考える事は分かった。僕らがいない間にまた奥さんが覗きに来て、どうせノグチは相手をしない。
そうなれば、今度こそ自分もいい思いができるのではないかと踏んだのだろう。
それならばそれでいいじゃないか。山に来て、あるかないか分からない事に期待して楽しめない手はない。
もし、来るのなら奥さんは今夜にもまた続きをしにやって来るだろう。
そう思えたのはいくらなんでも若い男達が泊まる小屋に昼日中出入りするのも憚るように思えたからだ。

「気持ち良かったか?」

「あぁ、オマンコ最高だったな」

せせらぎの音の中で結構大きな声でヤノ達が叫びあってた。

「あの奥さんってインランじゃないのか?」

「なんだっていいさ」

「あぁオレもヤリてえなぁ」

キャンプというのは意外に面倒なもので昼食も自分達で作らなきゃならない。
川下の方で一組の家族がバーベキューの準備をしている。
あんな荷物をここまで運び込むのってお父さんたいへんだなあ。車で近くまで乗り付けて来ているのだろうか。
僕もいつかはあんな風に家族を連れて来たりするのだろうか?結婚して、子供を作って・・・
子供と言えば、奥さんは中に出してしまって妊娠したりしないのだろうか?
あのダンナの奥さんだから三十代から四十、子供ができなくなる年令にはどう見たって早いだろう。
女には生理の関係で妊娠しない日があるのだという。それって一日だけなのだろうか?今日も大丈夫なのだろうか?
家族を遠目に眺めながら、僕はぼんやりとやはりそんな事を思う。

「おい、飯作りに帰るぞ」

背中からそんな声を浴びせられて僕はまた、さっき降りて来た道を上って戻った。
昼食は何か予定した献立はあったのだが、面倒になって夜食用のカップ麺とご飯を炊いて済ませた。
まだ太陽は頭の真上にも来ていない。
川はさっき行ったから今度は山でも探検してみようかなどと話しには言うが腰が上がらない。
「昨日の奥さんの屁は臭かった」などとまたその話題を蒸し返す。
興奮であまり眠っていない。それにまた、あるかないか分からない今夜に期待して体力を温存しておきたい。
みんな思う事はだいたい同じようなものだったと思う。
そのうち、誰かちょっと奥さんの様子を見て来いよという話になった。
みんなでぞろぞろと管理小屋に行けばダンナの手前、不審に思われる。
それとなく代表で様子を伺って昨日のお礼のひとつも述べ、あわよくば今夜の約束までとりつけて来ようというものだった。
僕と、ヤラせてもらえたヤノが代表で管理小屋まで行ってみた。奥さんの姿は見えなかった。
「奥さんは?」と尋ねてみようかとヤノは言ったが不審に思われてしまえば、来るはずの幸運も取り逃がす事にだってなりかねない。
小屋の前を行ったり言っ来たりしてるのを見かけて管理人さんが「何か困った事でもあったかい?」声をかけてくれたけど、僕らは「散歩してるだけ」と言葉を濁して戻る。


悶々とアウトドアを楽しみながら日は暮れた。
昨日の事はいわゆるサプライズのようなもので、それとは関係なく自然を楽しもう。そうは思っても他の者達のそわそわ感に流されて何となく空回りする。
考えてみれば一番本来の愉しみ方を満喫しているのはノグチだけかも知れない。
そもそもノグチって何でついて来たのだ?それはヤノの幼馴染で親友みたいな位置にあるからなのだろう。
思えばこの中で一番キャンプを全うしているノグチが異端な存在に思える。もし僕がヤツだったら、誰もいない間にあの人とヤッちゃって然りの可能性もあったんだ。

何かあったら起こしてくれと仮眠を摂るイノウエを案外ズルイやつだなあと思いつつ、何かあっても起こしてやるもんかと思う。
夜も更けて9時を回った頃、ノグチ以外の全員は自然に眠気に囚われる。
眠気ざましに管理小屋の様子でも見て来ようと僕らは連れ立ってゲートまでやってきた。
管理小屋に人気はなく、ダイヤルのない直通電話がおいてあり「御用の際にはお電話ください」と厚いボール紙に記されてある。

「管理人さんって、帰っちゃうんだ」

「ここに泊まってるわけではないんだろな。生活するには狭すぎるもんな」

どこか麓にでも自宅があって、通っているのだろうか?そうなれば奥さんはそこから来た?
僕らはてっきり、ここの管理人さんは夫婦でここに住んでいるものだとでも思っていたのだ。
そうして、帰っちゃったのなら今夜はナイとおそらく全員がそう思っただろう。
バンガローに戻ると口にこそしないが、そんな事を期待して一日をムダに過ごした自分達が馬鹿馬鹿しい。
これもおそらくだが、みんながそう思っただろう。それからしばらくしてノックの音が響いた。





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