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スペースコロニーN-335第一娼館
【SF 官能小説】

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H星人(最終回)-2

「うがー!」
 H星人が吠えた、いくら頑丈で大きいと言ってもクルマに衝突されればH星人だって無傷では済まない、だが急ブレーキでかなり減速していたので怪我をするところまでは至らず、痛みだけがH星人を襲ったようだ。
 ガッシャン!
 慌ててクルマをバックさせようとしたノラだったが、H星人にボンネットを踏みつぶされてしまった。
(引きずり出されたら終わりよ!)
 そう思ったノラは護身用に備え付けてあった電子銃を引き抜いて自らクルマの外に出て銃を構えた。
 弾丸を発射する大昔の銃とは違って電子銃には反動がない、狙いさえ確かならば不慣れであっても問題はないはずだった、だが、ノラは即座に引鉄を引くことができなかった。
 異星人、それも巨大なH星人であろうと人間だ、今まで人間に銃を向けたことはない、だが、その一瞬の躊躇が命取りだった。
 バシッ!
 H星人の平手が飛んで来てノラは路上に叩きつけられた、その衝撃で電子銃を手放してしまい、手が届かないところまで飛ばされている。
「ガー!」
 衝突された痛みに加えて銃を向けられたことでH星人は完全に激高していた。
 襲い掛かろうとするH星人に対して、ノラは両手を突き出し、足で蹴ろうとする、黒いワンピースがまくれ上がり、下着が露わになった。
 それを見たH星人の中の『男』が目を覚ましたようだ。
「い、いや、来ないで!」
 なおも足で蹴り返そうとするが、その足を掴まれてしまった。
 そして、H星人にワンピースの胸元に手をかけられると一気に引きちぎられてしまった。
 黒いワンピースは一瞬でぼろきれと化して、残るはパンティ一枚、それを引きちぎることなどH星人にとっては薄紙をちぎるようなものだ。
 ドン。
 両足を掴まれてしまったノラの腹の上に巨大な一物が乗せられた。
 直径15センチ、長さ60センチ、重量は10キロにもなる。
「だ、だめ、そんなの無理、死んじゃう……」
 そう呟いたノラが大声で助けを呼ぼうとして息を思い切り吸い込んだ時、大きな手がノラの口を塞いだ。
「うぐー! うぐー!」
 叫び声を封じられたノラが呻く、H星人はもう一方の手でノラの腰を掴んだ。
 脚を無暗に動かしてH星人を遠ざけようとするがその程度では何の役にも立たない、巨大なイチモツが股間にあてがわれた。
 巨大ペニスが脚の間を滑って性器を引き裂こうとしている。
 バキッ。
 鈍い音を立てて骨盤が悲鳴を上げた。
 恥骨結合部が砕けて骨盤そのものが左右に広げられようとしているのだ。
「うがぁぁぁぁぁぁぁ!」
 性器が無残に裂かれ血が溢れ出す、しかしH星人は構わず腰を使い始めた。
「が…………」
 膣奥の壁にペニスが当たる感覚ならば何千回と経験している、だがH星人のパワーとはそこに留まらない、まるで杭を打ち込まれたかのようだ。
 しかもサイズも尋常ではない、ノラの腹はペニスが動くたびにその形をそのまま表す。
「…………」
 もはや声も出ない……そして、とうとう腹が耐え切れずに破れ、内臓と共に大量の血が道路に水たまりを作り始める。
 そしてノラの意識はそれきり途絶えた……。


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