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芽衣の秘密
【複数プレイ 官能小説】

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懐かしい再会 そして新たな関係-3

そこで千遥はふと思い出したように雅樹に聞いた。
「ねえ、ところで雅樹。あなた、なんで結婚式、呼んでくれなったの?」
「えっ?結婚式?ああ、ぼくたちの、か。」
「ええ。うちのひとも呼ばれなかったでしょ?」
「内々でやったのもあるけどさ。山岸、呼んでたら口説きそうだったからな。」
「誰を?」
「芽衣のことをさ。」
「結婚式の席上で新婦を口説くような男がどこにいる?」
「ここにいるじゃないか。」
「そっか。友和がそんな男じゃなかったらちゃんと招待されてて、
 わたしも同席してれば、そこでメイちゃんと再会できたわけね。」
「まあ、そうなっていたら、それはそれで違う展開もあったかもしれないな。」
「でも、男と女の間に、タラレバはないから。」
「さてと。そろそろ悠一が戻ってきてもいいころだが。」
「悠一君、どこか行ったのか?」
「いや、飲み物が足りなくなるだろうってね、昔話で盛り上がり始めたら。
 今日はセックスどころじゃないんじゃないかって言ってたからな。」

一瞬、全員が凍り付いた。
そうだった。
今日、こうして山岸の家に集まったのは、昔話をするためではなかった。
新しい関係を求めてのスタートを切るためだったのだ。

その実、誰が、いつ、どういうきっかけで事に及ぶかということについてまでは、
雅樹の頭にも山岸の頭にもなかった。
(じゃあ、始めましょうって言うようなもんじゃないからな。)
山岸は自分の言葉で場が凍り付いたことを後悔しながら、きっかけを模索していた。

再び昔話に火がつく。
芽衣たちが到着してから、もう1時間以上たとうとしていた。

「ただいま。遅くなっちゃって。」
ようやく悠一が顔を出した。
一番緊張したのはやはり芽衣だった。
自分の浮気相手に夫の目の前で対面することになるのだ。
「紹介しよう。息子の悠一だ。悠一、こちら芽衣さん。香田さんの奥様だ。」
「どうも………。芽衣。久しぶり。」
芽衣は思わず立ち上がっていた。
ケンカ別れではないにしろ、あの日ちぐはぐなまま別れて以来だった。
どちらからも連絡もとらずに、ただ時間だけが過ぎてしまったのだ。

「あの。シャンパンを買ってきたんだ。よ〜く冷えたやつ。乾杯しない?」
「おう、それはいい。さすがは我が息子。気が利くじゃないか。」
「だから買っておこうって言ったじゃない。そしたらあなたが必要ないって。」
「いや、こういう展開を予想してなかったからな。」
「じゃあ、直ぐにでも始めるつもりだったの?」


「では、千遥と芽衣ちゃんの再会に乾杯!」
「カンパ〜イ。」
「そして悠一と芽衣さんの仲直りにカンパ〜イ。」
「………。」
「あなた!もう、何を考えてんだか。」
「まあ、いいじゃないですか。こうして集まった5人、それぞれ仲が良くないとね。」
「あなた………。」
「積もる話もあるだろ?と言ってもたかだか1か月程度の積もる話だ。手短に行こう。」
雅樹に促されて、芽衣は悠一の傍に立った。
悠一はグラスを置くと、いきなり芽衣を抱きしめ、キスをした。

「???」
「会いたかった。二人きりもそうだけれど、こうしてみんなと一緒に会いたかった。」
「おい、悠一、お前、いきなりそんな………。」
「いいじゃない。あなた。どう?雅樹。目の前で妻の浮気を見る気分は?」
「いや、浮気って言っても、まだキスだけでしょ?挨拶みたいなもんでしょ。」
「いやいや、挨拶でディープキスはないだろう。」
「それに、芽衣さんの手、悠一の股間を触ってるわよ。」
千遥に言われて雅樹は思わず二人を見た。

「う、あ、ああ。」
言葉を失った雅樹を見て、千遥は笑みを浮かべながら友和に言った。
「どう?しばらく二人を見てない?」
「ああ。妻に目の前で浮気される夫の顔も、ついでに見ながらだろ?」
友和も面白がって雅樹の顔を覗き込むようにして見た。

千遥が立ち上がり、部屋のカーテンを閉めた。
そしてルームライトをつける。
千遥は光量を絞り、暗めのライティングにした。
「この方がムードが出るでしょ?」
「ああ、確かに。見られる恥ずかしさも抑えられるだろう。」
「で、わたしはこの隙に………。」
千遥はそう言うとグラスのシャンパンを口に含み、
黙ったまま芽衣を見つめている雅樹の横に座った。
そして雅樹の顔に手をやり、顔を自分の方に向かせると、
唇を近づけ、雅樹の口の中に自分の口のシャンパンを流し込んだ。

「どう?浮気している妻の目の前で、親友の妻に誘惑されるっていうのは?」
雅樹はゴクっと一息でシャンパンを飲み干すと、千遥の唇を吸った。
「チーちゃん。親友の目の前でその親友の夫を誘惑しているのは君の方だろ。」
雅樹は千遥の胸に手をやった。
案の定、パーティードレスの下はノーブラだった。
「チーちゃんもか。芽衣も、今日は下着はなにもつけてきていないからね。」
「やっぱり。メイちゃんも考えること、一緒なんだ。」

ふと見ると、芽衣は悠一と山岸に両側から抱きしめられ、ドレスを脱がされていた。
「ほら。やっぱり気になるでしょ?」
「いや、そんなことはない。」
「そう言いながら、ここはもう、こんなになってるじゃない?」
千遥の手が雅樹の股間に伸びた。
「これも久しぶりだわ。雅樹ちゃん。浮気してなかった?」
千遥はそう言うと雅樹のペニスを素早く取り出し、片手でしごき始めた。


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