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ふたりの関係
【学園物 官能小説】

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新しい生活-4

「ここが有栖川家のお屋敷かあ 大きなお屋敷」
玲奈はうきうきで入って来た。
部屋に通される
「あなたが玲菜さんですね メイド長の手塚杏です」
綺麗な人だ 40代後半だろうが若々しい。
「あのひょとして葵のお母さんですか?」
「そうですがなにか」
「私を買って頂いてありがとうございました」
「いえ 娘の推薦は関係ありませんからね ただ貴女の場合3回売りに出されてる 問題は無いのですか?」
「メイドが向いてないかもしれません」
「知っての通り有栖川家は巨大な財閥です。
有栖川財閥 有栖川グループは世間によく知られた存在です。ですから有栖川のメイドとして恥じない仕事をしてください 言葉遣いは丁寧に。優一様栄一様の言う事は、全て聞く。」
「わかりました」
「杏さんはずっとここに?」
「17のときにから30年ですから長いわね」
杏は昔を懐かしむ様に言った。
「私の用に売られて?」
「いえ 有栖川家は私の父の事業失敗を肩代わりして下さってその代わりに私がメイドになったの。お陰で私の両親は幸せな老後を過ごしてるわ」
「そうなんですか」
「優一様のお姉様に躾けられてねえ 大変だったけど
お陰で今はこうしてメイド長としてお屋敷の管理メイドの教育までまかされる様にして下さって」
「杏さんがメイドを教育してるんですか?」
「そう だからあなたも立派なメイドに慣れるわ メイド長として約束します」
杏は玲奈を部屋まで連れて行った。
「葵の隣でいいわよね」
「はい」


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