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桃子〜愛と悲しみと憎しみと〜
【ロリ 官能小説】

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二人の夏休み-1

(どんな顔して桃子と会えばいいんだ?)
 翌朝、ケンタはちょっと戸惑いながら重い足取りで登校した。
「おはよう」
 すると、後ろから聞き覚えのある、高めのハスキーな声。
「あ、ああ、おはよう」
 桃子はそう挨拶を交わしただけで何事もなかったかのように追い抜いて行った。
 昨日のことは口にしなかったし、いつもよりは少し親し気に振舞っているように見えたが、特にカノジョ面をするつもりもないようだ。
(あまり気にすることもないかな……)
 ケンタは少し気が軽くなり、それにつれて足取りも軽くなって行った。

 でもやはり桃子のことは気になる……心なしか少し明るくなったような……。
 だが、それを指摘する者もなく、桃子も気安く話しかけてきたりしないし、ましてべたべたされるようなこともなかった。
 その日は二人とも掃除当番だった。
「ケンタ、一緒に帰ろうぜ」
「ワリぃ、まだちょっとやることがあってさ……先帰っててくれよ」
「そうか? じゃぁな」
 最後まで残っていたクラスメートが出て行き、教室にはケンタと桃子の二人……。

「あのさ」
「何?」
「昨日はどうも……」
「どうもって……変なの……でも、こっちこそ」
「あのさ……あんなことしておいて何だけど、俺、桃子のことが好きってわけじゃないんだ……」
「わかってる、ケンタ君は人気者だし、あたしはさえないみそっかすだし」
「ごめんな……」
「謝ることなんかないよ……それより、また……してくれる?」
「あ、うん……それは俺もしたいし……」
「ねぇ、だったらセフレってことくらいにはしてくれる?」
「セフレって……ああ、セックスフレンドってこと?」
「そう……嫌?」
「全然、ホント、俺もそうなりたいと思ってた」
「だったら……あ、でも今日はお父さんいるんだった」
「俺んちは? うちも共働きだから6時くらいまでは誰もいないし」
「ホント? でも一緒に帰ると変に思われそうだよね」
「そうかぁ……」
「先帰ってて……5分くらいしたら行くから、玄関の鍵開けといてくれる? 誰も見てない時さっと入るから」
「ああ、わかった」

「あああああああ……」
 数十分後、桃子はケンタの下で喘ぎ声を出している。
 昨日にも増して感じている様子で、エアコンを効かせているにもかかわらず、昨日よりも体を熱くしている。
 昨日の一本目はケンタも夢中で腰を振ってすぐに果ててしまったし、抜かずに続けた二本目はまだ充分に精液が溜まっていなかったからか、今一つ射精感がはっきりしなかった。
 しかし、今日は充分に溜まっている上に、セックスは二度目と言うこともあって少し余裕がある、ケンタは自分の下で喘ぐ桃子の様子を観察しながら腰を振っていた。
 桃子の中は昨日と変わらずに素晴らしい、柔らかく熱い肉でしっかり包まれて搾り取られるような感覚、自分でしごくのとは比べ物にならない。
 そして、桃子の体……太目とまでは言わないまでもスタイルが良いわけではないが、こうして裸で抱き合ってみるとかなりエロティックな体だ。
 おっぱいは小6としてはかなり大きめなだけでなく、形良く膨らんでいる、仰向けになってもそう大きく形が変わらない張りがあるのだが、ピストンすれば程よく揺れる。
 割と肩幅もある方だが、肩の丸みはやはり男とは違って華奢な印象、腰の括れはそうはっきりしているとは思えないが、骨盤が男とは違うのでわき腹から腰にかけてのラインはなかなかのもの、腹には少し贅肉がついているがぶよぶよした感じはなく、自分の腹が当たっても程よく柔らかい。
 正常位では見えないが、脱ぐ時に見た尻はぷるんと丸く、いかにも柔らかそうだった。
 そして表情と声。
 普段は腫れぼったく見える瞼も、眉間にしわを寄せると焦点が合わなくなった目を余計に熱っぽく見せるし、熱い吐息を吐きながら半開きになる小さい割に厚めの唇も肉感的だ。
 普段はしゃがれて聞こえるハスキーな声も、感じて行くにしたがって高くなり、喉の奥から絞り出されるようなその声はケンタの下半身を刺激する。
「うおおおおお……」
「ひぃぃぃぃぃ……」
 射精と同時にビクンとなる桃子の体……自分の精を受け止めてくれていると言う実感がわく。

「ごめん……あんまり遅くなるとお父さんに怒鳴られるから……」
 終わった後、しばらくそのまま桃子を抱いていたかったのだが、桃子はそそくさと帰り支度を始めてしまった。
 自分が流し込んだ精液をティッシュで拭っている桃子の姿は隠微な感じがするし、いくらティッシュで拭っても、自分の精子はまだ桃子の中を泳いでいるはず……。
 そう思うと、桃子が愛おしく感じられてしまう。
「明日……あ、だめだ、俺、サッカークラブの練習があるし、あさってはスイミングなんだよなぁ……」
「その次は?」
「大丈夫」
「あたしはいつでも……じゃ、また5分遅れで下校するね」
「うん……桃子」
「何?」
「帰る前に、もう一度キスしようぜ」
「うん、もちろん……嬉しいよ……」
 長いキスをして帰したが、ケンタの中で桃子の存在は昨日よりも大きくなっていた。


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