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恋心
【学園物 恋愛小説】

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恋心 番外編〜永井友里-1

こんにちは☆永井友里です。本編では私の出番がなかなか少なくて…わかってるのは桜の親友で聡っていう彼氏がいることぐらい?…だからここでは私のことをたっぷりとお話したいと思います♪


私が中2の時にね、すっごくスキな人がいたの。お相手は同じクラスの杉内聡(さとし)。彼はサッカー部でね、チョ〜活躍してたんだ。もちろんライバルがたくさんいてね…いろいろ大変だったんだからぁ。朝と帰りのアイサツ(笑顔付き)は欠かせないし、教室では彼の友達の輪に入り込んで、サッカーの練習試合に応援に行ったり、席替えではなるべく彼の近くになるようにてまわししたり…ここに書ききれないぐらい努力の日々だったわ。押してばっかりじゃダメだからたまに引いてみたりしてね(笑)

1学期の終業式の帰り道でね、二人きりになるチャンスがあって…ついに告白したの。緊張しすぎてなんて言ったか覚えてないくらい。
でもね、彼真剣な顔で聞いてくれてすごくうれしかったの。

残念ながら返事はNOだった…。なんとなくわかってたけど、実際に言われるとやっぱりショックだったな。
夏休みに入ってから彼とはずっと会ってなかったの。会ったのは地元の花火大会。お母さんに浴衣着せてもらって、友達と一緒に行ったんだけど…。


「ねぇ友里。あれって聡くんじゃない?」
友達の指指すほうを見ると、確かにいた。

「ちょっと行ってみようよ」
ムリヤリ手をひかれて彼の元へ走った。

久しぶり〜なんて言いながらいろいろ話していると、

「ゴメン…あたしトイレ行って来る」
「待って私も…」

言い終わらないうちにさっさと行ってしまった。二人きりにされたらかなり気まずいんですけど。
しばらく沈黙が続いた…
空気を変えなきゃって思って、

「聡くん…」
「友里ちゃん…」

こんな時に気が合うなんてね(苦笑)

「友里ちゃん、オレあれからずっと考えてたんだけど、オレも友里ちゃんのことスキみたいなんだ。一回断っておいてこんなこと言える立場じゃないかもしれないけど…オレと付き合ってください!!!」

ほんとにビックリしちゃった。
後から聞いた話なんだけどね、実は私のことフった後にね妙に違和感をかんじたらしくて、その時初めて私のことスキなんだって気がついたらしいの。それでどうしても自分もスキなんだって伝えたくなって、友達に頼んで花火大会で偶然会うようにセッティングしたんだって〜。
これだから男の子はね〜。



もちろんその後二人はラブラブ♪
同じ高校に入学して、クラスは別になっちゃったんだけどもちろん今でもラブラブ♪
同じクラスの桜と仲良しになって、偶然にも部活も一緒だったの!桜はね、一言で言えば美人☆モデルでもできるんじゃないかっていうくらいスタイルも抜群だし!でもちょっと愛想がわるいのよね…良く言えばクールなんだろうけど。でもそうゆうとこが私はスキなの♪すごく憧れちゃう。だから翔くんとは絶対にうまくいって欲しいな☆.。.:*・°


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