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真夏の悪夢
【レイプ 官能小説】

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第四章 警察-1


「浅野です、小枝子、うちの小枝子はどこにいますか!」

警察から連絡を受けた両親が病院に駆けつけてた時、小枝子は治療を終え処置室から出てきたところだったが、母親の顔を見るけど、「もうお嫁に行けない…」と泣きじゃくっていた。

「膣の裂傷はありますが、その他には傷ついたところはありません。妊娠の恐れ、病気もないと思いますが、しばらく様子をみましょう」

医師の説明を聞きながら、母親は泣き崩れていたが、父親は激しい怒りに体がぶるぶる震え、拳を握り締めていた。

一方、警察は深夜にも関わらず盆踊りの世話人たちを呼び出し、境内の様子、特にたむろしていた複数の不良グループについて徹底的に聞き出し、早朝から近隣への聞き込みを行った。その結果、

「男たちが取り囲んでいたのを見ました」
「女の子が泣きながら連れて行かれたのを見ました」
「5人か6人でした」
「広瀬とか言ってました」
「凄く目付きの悪い男がいました」

との証言が集まり、昼過ぎには犯人グループが特定された。

「目付きの悪いのは岡村だな」
「それに広瀬か。」
「残りは柳田、本間、梁、あいつらだろう」

彼らは普段からマークされている不良グループの一つで、特に岡村は暴力団との繋がりがある。これまでも何度も傷害事件を起こし、婦女暴行の容疑でも警察に呼び出されたことがある前科者だった。

そして、小枝子を保護した農家の主の協力で、どぶ川から小枝子が身に付けていたと思われる下着、血だらけの浴衣が発見され、その近くには、「空家に連れ込まれた」と小枝子が証言した通り、空家があった。

「ここだな」
「間違いない」

中にはタバコの吸殻が散乱し、残されていた薄汚い布団には新しい血が付いていた。



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