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裸の巨人さくらちゃん
【フェチ/マニア 官能小説】

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やっと会えた!-2

けたたましいキャタピラ音が響いてきたと思ったら、戦車が大通りに並んでいる。海からこっちに来ないよう、砲撃するつもりだ。
前回、現れたとき、さくらちゃんは山の上にいた。追い立てれば町へ出てくるから、殲滅するようにと、戦闘機で爆撃された。胸と顔を撃たれた場合だけ、さくらちゃんは痛そうにしたが、あとは何の効果もなく、町に一直線の踏み跡を付け、海に消えた。逃げたようには思われなかった。この自衛隊の対応が批判され、「巨人の急所は胸」などと発表した市は、女性の権利団体にこき下ろされた。
爆音が聞こえた。砲撃が始まったのだ。
逃げる間を失ってしまったのに僕は気が付いた。
双眼鏡でさくらちゃんを見てみると、戦車はやはり胸を狙っているようだ。さくらちゃんは両腕で隠している。顔には弾が届かず、当たらない。今回は攻撃が胸に集中している。
僕の知っているさくらちゃんは、打てば響くような元気な子だった。胸を執拗に撃たれたさくらちゃんは、案の定、怒った。地響きを立て、こちらへ向かってきた。大通りに並んだ戦車を蹴り飛ばし始めた。戦車の何台かは空中に放り投げられた。
その戦車が隣の家屋に落ちてきた。壊滅、倒壊。轟音だった。
死ぬと思った。
「さくらちゃん! さくらちゃん! 僕だ! 宮広宣男だよ!」
窓から身を乗り出して僕は叫んだ。聞こえる訳がない。
ところが、戦車を撃退し終えたさくらちゃんは、僕を認めた。そして、建物を踏み潰しながらアパートの前まで来ると、ゆっくりしゃがんだ。
ちょうど目の前に、僕の背の三倍ほどもある女性器が半開きになって立ちはだかった。
好きな女の子の大事なところが、こんなに大きくなって真近にある。毛穴も産毛もくっきりと見える。それに、このにおい。おしっこと、お尻の穴のにおいが僕を包み込んだ。
「ああ、すごい。こんなの、見たことない。そうだ! まだ射精してなかった。早くしなきゃ。」
童貞の僕の正面に、映画館のスクリーンで見るほど大きな生の女性器があるのだ。その光景とにおいとに僕はすっかり酔ってしまった。
「の・り・お・くん?」
いきなり上から降ってきた大音響に僕の目は覚めた。見上げれば、懐かしい青い目がこちらを見つめている。目が合って、少しぞっとした僕は思わず叫んだ。
「やっぱり、さくらちゃんだ! 助けて、さくらちゃん!」
何をどこからなぜ助けるのかよく分からなかったが、ほかに言葉が見つからなかった。
「あ!」
またもや大音響。続いて
「恥ずかしい!」
「立たないで! もっと、よく見たい!」
恐怖より性欲が勝っていた。
僕は、さくらちゃんが動き出す前に、巨大女性器の襞に飛び付いた。滑り落ちないよう、クリトリスの皮にしっかりしがみ付き、体を襞の間に挟み込んで、固定しようとした。
「のりおくん、そんなとこ、駄目! でも、嬉しい!」
さくらちゃんは、何を思ったのか、僕の体を溝に押し付けた。更に、温かくて、物凄いにおいのする女の子の襞の内側へ押し込まれた。確かに、さくらちゃんは、少しエッチなところもあった。
「好き! やっと会えた!」
僕の全身を圧迫感と熱が包んだ。さくらちゃんから、滝のようなおしっこが噴き出したのだった。女の子におしっこの滝を浴びせられた僕は、溺れないよう、口に入ってくるしぶきを必死に飲み込んだ。


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