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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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妻の表の顔 (1)-4

しかもいくら「小さいままでいい」というのが本心としても、パートナーに勃起すらしてもらえないのは女性にとって辛い体験に違いない。男性器を口に含むという、女性としての自尊心のいくばくかを犠牲にしなければできない、男性への服従を要求される肉体奉仕である。そこまでしてもし男を欲情させられなければ、女としての価値を全否定されるかのような惨めな思いを味わうのだ。そのリスクを犯してまでゆきは一歩踏み出してくれた。

硬くなった肉棒に顔を寄せ、口を近づけていくと、自然に尻が突き出て卑猥な姿勢になる。
髪をかきあげて耳にかける。うなじが顕になる。フェロモンしか感じない。
こんな美しい女性が勇気を振り絞って、私の汚くて見すぼらしい男性器を――。

「お口に咥えるのも楽ちんそう……」
ゆきの声がかすれている、唇が震えている。頑張っているのが伝わってきて妻への愛おしさが溢れてくる。
「ん……んん……」
目を閉じる。私の小さな先端をパクリと咥え込む。
「……ぁむ……んぐ……ぷ……」
亀頭を舌でぐるりと舐め回して湿らせると、口の奥へ、さらに奥へと陰茎を飲み込んでいく。

ジュプジュプと卑猥な音を立てて夫のペニスを頬張る妻。
ゆきの口内は柔らかく温かい。膣では味わえない締めつけ、そして細やかな舌の蠢き。
フェラチオってこんなに気持ちのいいものだったのか。

ジュッポジュッポと私の妻が発しているとは思いたくないはしたない音が聞こえてきた。小さくならない私のペニスに安心したのか頭を上下させて口内への出し入れが激しくなる。
「ゆきが今までフェラしてあげたどのおちんちんより小さい……」
上目遣いの笑顔で、いじわるを言う余裕まで出てきた。
「ぁあゆき、そんなこと言わないで……想像すると辛すぎる……」
こんなに恥ずかしい姿を、今までつきあったすべての男に晒していたのかと思うと嫉妬で狂いそう。あまりの興奮と気持ちよさに「ぁああ」とか「ぅう」とか情けない声が出るのを止められない。

「Zくんのは咥えるだけでも大変なの……全部入らないんだよ」
調子に乗ってきたゆきにさらに虐められる。
「パパのはほら、簡単にパックンできちゃう……大好きなパパのおちんちん、全部食べちゃうね……」
そういってゆきはいたずらっぽく笑うと、大きく口を開けて私のペニスを咥え込む。
ゆきは無意識なのだろうが「パックン」とか「食べちゃう」などのいやらしい表現だって私の前ではしたことがない。
いったい昔の男とどんな会話をしていたのか、お里が知れるとはこのことだ。

「ゆき……知らないよそんなことしてまた萎えても」
「うふふ、でもピクピクしてるよー。ちっちゃいくせにカチンコチンで可愛い……ん……んぐ……ちゅぅ……」
亀頭を舌でつつき、指でつくった輪っかでカリ首をしごき、チュッと先端にキスしてまたパクリと先端を咥える。

「すごい、全部お口に入っちゃう……こんな小さなおちんちん咥えるのはじめてだから新鮮……」
「うぅゆき……俺のこと虐めて楽しんでるでしょ……」
尿道に唾液をたっぷり塗り伸ばし、それを音を立てて吸い込む。
「うん、楽しい……!じゅぷ、じゅる……ぺろ……ぺろぺろ……べろん……ちゅ……ぶちゅう……」
どう見てもフェラチオが大好きで経験も豊富な女。
知ってはいた。が、それにしても――。愛する妻が過去いろいろな男にこのような性的サービスを提供していたと思うと辛くなる。可愛らしい顔をいやらしく歪ませて肉棒を頬張る妻の姿は、まるで風俗嬢のようだ。性に奔放だったかつてのゆきの姿が連想され激しい興奮に襲われ、私のペニスは熱く膨張する。

「ゆき、今まで付き合った男全員にそんなことしてきたの?」
「ん……内緒……じゅぷ……ちゅぷ……」
実質YESだろう。内緒にされるとかえって想像してしまう。Fの投稿によるとゆきはFと付き合いはじめたときにはもうフェラチオが上手だったらしい。すると仕込まれたのは大学一年のときのサークルの先輩か、それとも高校生のときの初体験の相手――。女子高生だったゆきが制服姿でフェラチオする姿が頭をよぎる。だめだ、いやらしすぎる。

「すごいまたビクンビクンてなった……!……んぷ!!……ぁへ!?……んぐ……ご……ぷ!!!」
気がついたら私はゆきの口内に射精していた。
はじめてまだ一分も経ってない。

「んん……んぐ……やだぁ……ケホッ……なにこれ……げほっげほっ……ん、んん!」
苦しそうなゆき。
あまりに恥ずかしすぎる突然の射精。ほとんど前触れもなく、自分でもどうしようもなかった。いや前触れはあったような気もするが、はじめてのフェラチオで頭に血がのぼっていてわけがわかぬまま、ようやく我に返ったのはもうぶちまけた後だった。

目を赤く晴らして涙目で私を見つめるゆき。
妻を泣かせてしまった、あるいは怒らせてしまったのか?
気持ちがしゅんと萎え、恥ずかしさと気まずさでペニスも縮こまり惨めな姿を晒している。これではもう一度ゆきの中に挿入してあげることもできない。せっかく勃起させてあげたのにこれだから早漏は――そんなふうに責められても返す言葉がない。

「あ……ぁ……ご、ごめ……」
ごめんと言い終わるか終わらないか――。
ゆきはぎゅっと目をつむるとコクンと喉を鳴らして私の精液を飲み込んでしまった。
咳き込んで手のひらに吐き出した精液もペロリ、ペロリと舐めてまたゴックン。

顔を上げ、にっこり笑うゆき。
目に涙を浮かべて嬉しそうに微笑んだゆきが、私には天使に見えた。


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