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愛憎睾丸めぐり
【SM 官能小説】

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愛憎睾丸めぐり-3

「お前さあ、苛められたりしてんの?」
体育館のステージに寄りかかりながら、清流はヨハンナに問いかけた。
「ううん。でもクラスの女子に無視されてる。」
「男子は?」
「男子となんか、話さないよ。里山は女子と話すの?」
「話さない。」
どうにもできないと清流は思った。女子の友達作りを手伝うことなど、考えたこともない。
「で、話って何?」
「悩みがあるの。」
「俺にできることだけ言って。いや、聞くだけなら何でも構わないけど。」
「男子の体って、どうなってるの?」
「はあ?」
「あたし毎日そればっかり気になって仕方ないの。勉強してると、そっちの方がどんどん気になってきて困る。」
自分と同じだと清流は思った。しかし、男子は射精するところを、女子はどうするのだろう。もしかしたら、ヨハンナの事だから、頭で知りたがっているだけかもしれない。それなら、保健の教科書でも見れば、絵と説明は載っている。
「見せてよ、里山の。一回でいいから。」
「俺も女子の体、見たことない。」
ヨハンナはそれには答えず、
「精子とか、勃起とか、睾丸とか、包茎とか、ちゃんと見て触って知りたい。里山はもう精子出るの?」
「出る。」
「あたしに頂戴。」
「お前の、見せてくれたらいい。」
清流は勃起していた。ヨハンナはすかさず目を付けた。
「今すぐ見たい。」
「無理だろ、ここじゃ。」
「あたし達、付き合ってみない?」
「え?」
ヨハンナの青い瞳は真面目な光を湛えていた。清流は断ることをしなかった。

その日から、清流の関心はひたすらヨハンナに向いていった。画像の検索は止まらなかったが、空想の中身は変化した。
手の届く実物の女体が、近くにあるのである。清流は、ヨハンナのことが嫌いではなかったし、容姿はむしろ好きであった。だから、付き合う気持ちを決める際、性格は「邪魔にならない」ものに過ぎず、清流は専ら、ヨハンナの体のほうを考えた。交際は向こうから提案してきたことでもあり、それが失礼な態度だと、清流は思いもしなかった。
互いが付き合う目的は「見せ合い」という点でそもそも一致していた。初めにそれをしようと申し合わせてあった。二人の都合の合う日は二週間後であった。清流は、その日を待ち焦がれる思いで、毎日毎晩、射精の止まらぬ自分を持て余していた。


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