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人妻強制自慰 彷徨う濡れ指
【熟女/人妻 官能小説】

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山の湖畔-1

『いよいよ明日が本番なのね』
「ええ」
 沈痛な面持ちでスマホを握る由紀子に、江理花がわざと明るい声で語り掛けた。
『ま、やると決まった事なら、どうせなら楽しんじゃえばいいのよ。そのためのトレーニングも積んできたわけでしょ?』
「そうね。江理花にはすっかりお世話になってしまって。でも……他人に見られながら楽しく自慰をするだなんて、まだ想像もつかないわ。せっかくいろいろしてくれたのにごめんね」
『それが普通の感覚だから、気にすることないわよ。後は、少しでもスムーズに本番をこなせるよう、最後のトレーニングをしましょう』
「最後の?」
『私に出来るのはそこまでだから。わが優秀な生徒の卒業を見守る感じかなあ』
「なんだか卒業試験みたいね」
『そう! それいいわね。江理花学院オナニー学科卒業試験』
「うふふ……何よそれ」
 由紀子の顔に、僅かながらも明るさが戻ってきた。
『ま、それは半分冗談として。どう? 久しぶりにヤマに上がってみない?』
 地元民がヤマと呼んで親しんでいる一千メートル級の山脈がある。尾根伝いに走る観光道路の周辺には、牧場、植物園、展望台、グラススキーなどのレジャー施設が点在し、週末ともなれば軽い渋滞が起こるほどの人気を誇っている。
「いいわね! 梅雨は明けたしまだ暑くなり切っていないから、ちょうどいいんじゃない?」
『でしょ? それじゃあ迎えに行くから、用意しといてよ』
「うん!」
「あれ? 今日は言わないんだね、由紀子」
「え、何を?」
「江理花ったら相変わらず気が短くて強引ね、って」
「うふふ。いつもならそう言ったかもしれないわね。でも、今はそんな江理花に引っ張り回されたい気分なのよ」
『了解。引っ張り回してあげるから覚悟してね』
 程なく江理花の運転する深緑色の小型オープンカーが原谷家の玄関先に到着し、ベルが鳴った。
 平日なので道は空いていた。江理花はけっこうな速度でコーナーを次から次へとクリアしていく。由紀子はその度に身を縮めながらも、彼女を信頼しているので笑顔を浮かべている。
 しばらく走ったところで、車は細い脇道に入った。少し進んだところから先は舗装もされていないし轍もあまり見られない森の道になっていたが、小さい車なので何とか走れている。
「どこへ行くの?」
 由紀子が眉をひそめた。
 江理花は口元をニヤリとさせただけで答えなかった。
 さらに進むと、少し開けた場所に出た。小さな湖が目の前に広がっている。
 二人は車を降りて水辺まで歩いた。
「へえ、素敵なところじゃない」
「でしょ? さ、脱いで」
「え?」
「オナニー学院卒業試験を始めまーす」
「こ、ここで? 野外よ?」
「そ。本当は誰かに見せながらするのが一番いいんだけど、そういうわけにもいかないから、代わりに外で全部脱いでしてもらおうというわけ」
「話としては分かるけど……」
「つべこべ言わないの」
 江理花は由紀子の髪を撫でながら頭を引き寄せ、唇を合わせた
「むぐっ?」
「脱がないなら脱がせるまでよ」
「ちょっと、何を……んぐ……」
 由紀子のふっくらとした唇に江理花の薄い唇が這いまわる。由紀子は突然のことに驚き、目を見開いてされるままになっている。
 そんな由紀子の麻地のベージュの半袖ブラウスのボタンを、江理花は次々に外していく。
 そこに現れたのは、驚くほどに白く滑らかな胸元と、それに覆い被さっっているブラだ。それはレースのような刺繍がカップ全面に施された大人の女を色濃く感じさせるもので、由紀子の熟れた肌によく似合っている。
「やめなさいって」
「じゃあ自分で脱ぐ?」
「え、それは……」
「私に見られるのを恥ずかしがってるようなことで、よそのオッサンに見せながら出来るの?」
 由紀子は俯いて考えこんでしまったが、やがてキュっと唇を噛みしめて顔を上げた。
 そして江理花から身を離し、ブラウスの残りのボタンを一つずつ外してそれを脱ぎ、丁寧に畳んで江理花に手渡した。
「ねえ江理花、確認だけど、ここって誰も来ないわよね」
「来ないわ。多分」
「多分……」
 由紀子は自分の胸を抱(いだ)いた。
「大丈夫よ。あんな道をわざわざ車で走ってここまでくる物好きなんてめったにいないから」
 江理花の目をじっと見つめ、小さくコクンと頷いてから、由紀子は白と黒の格子柄の膝下丈ペプラムスカートのホックに手を掛けた。そして一瞬の躊躇の後にそれを外し、ファスナーを引き下げて足元から抜き取った。
 湖面を渡る風が由紀子の艶々の黒髪を撫で、それは彼女の首筋に揺れた。
 湖の傍(かたわ)らで下着だけを身に着けた美しく熟した女。それが今、背中に手を回してブラのホックを外し、肩紐を下ろして手を震わせている。
「さあ、それを私に頂戴」
 手を差し出した江理花に、ゆっくりとブラを渡す由紀子。その瞬間、鼻腔をくすぐる甘い女の香りが森の空気に漂った。その香りを放ったのは、もちろん彼女の乳房だ。
 胸元から緩やかに立ち上がり、大きく膨らんでたわわに揺れる肉の果実。それは、極上のもち米を丹念につき、捏ねたように、最高にきめが細かくしっとり滑らかで、尚且つ触れれば簡単に形が変わるぐらいに柔らかそうだ。
 そしてその先端にはギュっと凝縮したように微細な皺の寄った桜色の乳首が起ち上っており、それは硬くなってツンと上を向いている。


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