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人妻強制自慰 彷徨う濡れ指
【熟女/人妻 官能小説】

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山の湖畔-2

 再び湖面に風が流れ、揺れた黒髪が乳首を撫でた。
「う……」
 それだけで声が漏れた。江理花に唇を愛撫されたのと、胸を野外に晒したことで感覚が研ぎ澄まされて、かなり感度が上がっているようだ。
 由紀子は髪を一束掴み、筆の様に使って自分の乳首を掃いた。
「ん……」
 しかしそこで由紀子の手は完全に止まってしまった。
「どうしたの?」
「ごめん、やっぱり無理よ。こんな野外で自分でするなんて」
「出来るって」
「どうしてそう思うの?」
「だって、この前の公園でのことを思い出してみてよ」
「あ、あれは……」
 江理花に誘われて行ったリラクゼーション。その後に立ち寄った公園で、二人は植え込みの葉の陰で……。
「あの時はなんだかおかしかったのよ」
「今だってキテるじゃない」
「そんなことないわよ?」
「じゃあそのパンティのシミは何なの?」
「え?」
 慌てて股間を確認する由紀子。
 ブラと同じくベージュで細かい刺繍の入ったそのパンティは、それなりの布地の厚みがあるはずなのに、しっとりと湿り、シミが広がっている。
「どうしてこんな……」
「理由は三つよ。一つ目」
 江理花は真っ直ぐに人差し指を立てた。
「私が無意味に車を激しく揺すったとでも思っているの?」
「どういうこと?」
「車でのデートの後は女を落としやすい、って聞いたことない?」
「さあ、分からないわ」
「車のエンジンの振動や横Gが掛かった時のシートとの摩擦で、オンナのその部分がちょうど具合よく刺激されるのよ」
「そうなの?」
「二つ目の理由。それは、あなた自身によるものだけど」
「私自身?」
「由紀子、あなたなんだかんだ言っても、こういう野外で露出して自分で弄ることに興奮する素質を持っているのよ」
 由紀子は絶句し、ポカンと口を開いた。
「ば、バカな事言わないで。それじゃあ変態じゃないの」
「まあ、言ってしまえばその通りなんだけどね。さて、最後の理由。それもあなた自身は気づいていないけど、私には分かる。あなたは……女同士で愛し合える資質を持っている」
 ふっ、と笑って由紀子は否定した。
「とんでもない言いがかりだわ」
「そうかしら。さっき私と唇を合わせた時に何か感じなかったかしら」
「え?」
「感じたはずよ、下腹部の疼きを」
 由紀子は顎をブルっと震わせ、硬直した。江理花の言う通りなのだ。認めまいとしてもそれは彼女に突き付けられた厳然たる真実なのだ。
 呆然とする由紀子の頭を抱き寄せ、髪を撫でながらもう一度唇を合わせる江理花。
 唇を割って舌が侵入しても何もできない由紀子。いやそれどころか、絡められた舌を自分から動かし始めた。
「ん、んん……」
 目を閉じ息を荒くして大きく上下しているその胸を、江理花は掌で下から包み込むように撫で上げた。マシュマロのように柔らかいその乳房は簡単に変形し、プルンと弾んだ。乳首がさらに硬さを増し、赤味が差し始めた。
 江理花がその乳首を軽くつまんでグリグリ捏ねると、由紀子は鼻から大きな息を吐き、膝をガクリと折りかけた。
「ちょっと待ってね」
 車のトランクを開き、江理花が取り出したのは、クルクルに巻かれたニトリルゴム製ヨガマットだった。腐葉土の堆積した地面に広げると、シングルベッドぐらいの広さになった。
「さあ、ここに」
 由紀子をうつぶせにマットに寝かせ、彼女に見せつけるかのようにゆっくりと服を脱いでいく江理花。その様子を、由紀子は眉根を寄せて切なそうに見つめている。
「お待たせ」
 そう言って江理花は由紀子の足元に跪いた。そして由紀子の左足を持ち上げると、その小指を口に含んだ。
「え……」
 由紀子は驚いたように振り返ったが、逆らおうとはしない。
 口に含んだ小指を吸う様に舐める江理花。それは徐々に薬指、中指へと移動し、親指を舐め回した後は脹脛(ふくらはぎ)に頬ずりをした。由紀子はくすぐったそうだが、されるままに脱力している。
 ムダ毛の全くない、すべすべの脹脛が舐め上げられていく。それはやがて膝の裏に到達し、微かに汗の匂いのするその部分をひとしきり味わった江理花は太腿の裏側へと進出した。
 もちもちの素肌をしたむっちりと肉付きのよい太腿に、江理花は、ふうっ、と息を吹きかけた。それだけで由紀子はピクリと身を固くした。
 江理花は左太ももの裏側をベロリ、ベロリ、と舐め上げながら、掌を右太腿に這い上がらせていく。それが足の付け根に近づくにつれ白い肌に鳥肌が立ち始め、由紀子の緊張感が高まっていくのがはっきりと見て取れる。
「ダメ、ダメよ江理花。それ以上は」
「どうしてダメなの?」
 答を知っているのにわざとトボけて見せた江理花は、更に上へ上へと緩やかな肉の坂道を登っていく。
「ダメだってば」
 江理花がパンティに到達した。両手の人差し指を腰のゴム部分に引っ掛け、軽く伸ばされた中指と薬指の指先を尻に触れさせながら、イヤになるほどゆっくりとそれを捲っていった。
 くすぐったいのかそれとも別の感覚の為か、由紀子は身を捩って尻を揺すり、江理花の手から逃れようとした。しかし、まるで追尾装置が装備されているかのようにその手はぴったりと彼女の豊満な白い肉の塊に寄り添いながらパンティを捲り続け、ついにはその全てが湖畔の空気の中に晒された。
 江理花が尻を鷲掴みにした。由紀子は身を縮めて動きを止めた。
 豊満でたっぷりとした重量感を持ちながらもプリっと張りのある白い尻の肉は、江理花の指先を簡単に受け入れながらもしっかりと押し返している。柔らかさと弾力を併せ持っているのだ。


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