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痴漢の巣窟書店 −特急列車添乗員―
【痴漢/痴女 官能小説】

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第6話 特急列車で快走する乱交-5

 2人の絶頂の叫びが共鳴し合う、座席に挟まれた空間は、今や様々なエロスを伴う空気や熱や湿度やエネルギーに満ちていた。異次元と化していたとも言えるかもしれない。異空間への入り口が形成されていた可能性もある。失禁と絶頂と聖水と絶叫の交叉や衝突や共鳴和音、それらの凝集がもたらすエロティックなエネルギーは、怪奇現象の出来《しゅったい》を予感させるほどの迫力があったのだ。
 絶頂の余韻でぐったりしている孝子を陽子は担ぎ上げた。両脚を持って足を広げたまま抱え上げた格好で、陽子は孝子を運んだ。孝子のヴァギナは座席に挟まれた空間を横切って、明美のヴァギナのもとへと運ばれて来た。明美のヴァギナと孝子のヴァギナが接触した。何度もの快感で敏感になっている2つのヴァギナは、その接触にも快感に陥《おとしい》れられた。
 電撃のように全身を貫く快感は、孝子の腰をスィングさせずにはおかなかった。腰のスィングは、接触している2つのヴァギナに摩擦刺激を生じさせる結果となり、更なる快感を生み出す。
 快感が腰をスィングさせ、腰のスィングが快感をもたらす。その相乗効果の結果、孝子はいつしか、全力の腰振りを繰り出していた。明美と孝子は、貝合わせというレズプレイを強制され、力いっぱいに展開してしまったのだ。
 少し角度を変えると、クリトリス同士が擦れ合わされる状態にもなる。陽子の計らいでそうなったと同時に、孝子は尻側から、陽子の指がヴァギナに突入して来るのを感じた。明美のヴァギナにも、尻側から摩耶の指が突入する。
 クリトリスを激しくこすり合わせながら、指でヴァギナをほじくり返される。女子高生2人が、またしても立て続けの絶頂に苛まれたのも当然だった。絶頂祭りの開幕だった。
 右手の指を孝子に刺し込んでいる陽子は、左手の指を、既に摩耶の右手の指に侵略されている明美のヴァギナに刺し込んだ。摩耶は、陽子のやる事は全て真似をする。陽子の指が既に刺し込まれている孝子のヴァギナに、摩耶も指を差し入れて行った。
 陽子の右手の指と摩耶の左手の指が、孝子のヴァギナの中でのたうち回る。摩耶の右手の指と陽子の左手の指が、明美のヴァギナの内側を掻き回す。絶頂祭りに拍車が掛かる。
 陽子は主に、指を曲げ伸ばしした。摩耶は主に、指をピストン運動させた。孝子のヴァギナの中では、陽子の右手の指の曲げ伸ばしによる圧迫刺激と、摩耶の左手の指のピストンによる摩擦刺激が、明美のヴァギナの中では、摩耶の右手の指のピストンによる摩擦刺激と、陽子の左手の指の曲げ伸ばしによる圧迫刺激が、同時に発生している。複数の刺激の複雑な連携は、よりハイピッチに2人を絶頂させた。
 今や明美と孝子の絶頂は、秒刻みだ。絶頂中の時間より、絶頂の合間の時間の方が短いくらいだ。
「イキっ放しになったな。」
 涌井がそう評したほど、明美と孝子は、絶頂、絶頂、また絶頂の様相だ。
 潮も噴かされた。2人同時に噴いた。2人の指に、同時かつ複雑に掻き回され、凄まじい勢いで噴出した。孝子の噴き上げた潮は、大きく放物線を描いて明美の顔面に降り注いだ。明美が噴き上げた潮も、山なりのカーブを見せた後、孝子の顔面に舞い落ちた。2人の顔は、互いの潮でベットベトだ。
 失禁にも至らしめられた。孝子が凄まじい勢いで噴出した聖水は、明美のクリトリスに至近距離から強く激しく命中し、明美は孝子の放尿の水圧に絶頂させられた。明美が迸らせた聖水も、孝子のクリトリスを絶妙に愛撫し、孝子を絶頂に誘った。親友の失禁で絶頂させられた、明美と孝子だった。
 貝合わせも、その後何度も繰り広げられ、絶頂祭りは続いた。
 50回にも及ぶほどの絶頂を繰り広げただろうか、明美と孝子は、ようやくその余韻から回復し、思考力を取り戻した。
「私の奴隷に、なってくれる?」
 そんな理不尽極まりない質問が、初対面の女性添乗員から発せられた時、明美と孝子は即座に返答した。座席に並んで座っている陽子と摩耶の脚の上に、明美と孝子が跨って抱き付いているような状態だ。
「はい。」
と、陽子の巨乳に顔を埋めながら、孝子が答えた。摩耶と頬を触れ合わせている明美も頷く。少し間を置いて、明美が尋ねた。
「摩耶も、奴隷になったんでしょ?」
「うん。そうだよ。」
 摩耶は微笑んで、そう応えた。
「だったら、3人一緒に奴隷なんだね。」
 摩耶と同じ、という事は、相変わらずこの女子高生に安心をもたらすようだ。孝子も、そのやり取りを聞いて安心したような顔を浮かべている。
「じゃあ、私が指定したお客さんに、廻されてくれるわね。」
「廻される?」
との孝子の問いには、摩耶が答えた。
「沢山の男の人にヤられる事を、廻されるって言うんだって。」
 摩耶は陽子を振り返って続けた。「私、もう2人にヤられたけど、2人くらいじゃ廻された事にはならないんでしょ?」
「さあ、何人から廻された事になるのかは、良く知らないけど、摩耶ちゃんが今日、まだまだヤられまくる事は間違いないわ。」
「そうなんだ。摩耶、ヤられたんだ。じゃあ、私達もヤられたい。ねえ、明美。」
「うん。」
 どこまでも摩耶と一緒が良い、明美と孝子だった。


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