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痴漢の巣窟書店 −特急列車添乗員―
【痴漢/痴女 官能小説】

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第5話 特急のトイレで茶髪女子高生を味わう-2

「なんだよ、オッサン。入って来るなよ、トイレだぞ。女子が使用中なんだぞ。」
 ふてくされた表情で睨み据え、悪ぶった下品な言葉づかいで涌井に食って掛かった。
 茶髪で、阿呆の短さのスカートで、斜に構えた態度で、この不躾《ぶしつけ》な言葉遣い。少しムカつくが、それもまた味だ。ヤりがいのある女だと涌井は思った。顔も、良く見れば美形だ。じっくりと涌井は眺めた。
「ジロジロ見てんじゃねえよ。気持ち悪いんだよ、オッサン。どっか行けよ。」
 粗暴な振る舞いだが、懸命に素行の悪い少女を演じているようにも見える。カラダを守るための必死の抵抗でもあるだろう。摩耶は上目遣いで睨み据えて来る。
 涌井は、そんなことには全くお構いなしの顔つきで、摩耶の太腿辺りに視線を転じた。むちっとした弾力を感じさせる脚線美が、白い肌と共に目を愉しませる。阿呆の短さのスカートに上端の数パーセントを隠されただけのそれを、涌井は凝視した。
「どこ見てんだよ。気持ち悪いんだよ、変態。ジロジロ見るんじゃねえよ。」
 懸命に下品な言葉を紡ぐ摩耶だが、その顔は真っ赤だった。眼も潤んでいる。激烈な羞恥の念を感じている事が、まざまざと見て取れた。
 普段は、公衆の面前でパンティーを露出して平気でいるような、やんちゃ系の女子高生なのだが、今この瞬間には、太腿を見られるだけの事に顔から火が出そうな程の恥ずかしさを覚えているのだ。
 先ほど自分で塗り込んだ媚薬の影響でもあった。涌井の視線の先にある部位に、スースーする感触とジンジンする感触を覚え続けているのだ。その前にはオナニーやレズクンニで、数十回にも及ぶ絶頂を経て来ている。その余韻も未だに、そこには残っている。
 敏感になり、疼きまくっているその部位に、見ず知らずの男の熱視線が注がれている。その部分を覆うスカートの布地は、阿呆の短さだ。摩耶は、スカートの短さを生まれて初めて呪《のろ》った。何て破廉恥な短さのスカートだろう、とこの時初めて思ったのだ。こんなに敏感でジンジンと疼く恥ずかしい部分を、なぜ、こんなに短い、頼りない布地だけで保護しているのだろう。
 股間のスースーやジンジンは、太腿にも広がって行っている気がして来た。その太腿は、完全に剥き出しになって、見ず知らずの男の視線に曝しものになっている。
 見られている。ジンジンと疼く部分が、見られている。スースーしている部分に熱視線が注がれている。摩耶は、顔が直火で炙られているかと思う程の火照りを感じた。
 その火照りは、瞬く間に全身へと転移して行く。体中が熱い。たまらなく熱い。太腿の皮膚も、見る見る赤く変色して行くのが分かった。全身も赤く染まっているだろう。
 その赤い色は、彼女の火照りを見ず知らずの男に暴露するものだ。火照りがバレることは、羞恥の念が知られる事であり、股間や太腿のスースーやジンジンまでが、見抜かれてしまうかもしれない。摩耶の精神は、追い詰められて行った。
 男の視線は太腿に注がれ続けている。その部分は、火照って真っ赤に染まっている。スースーとジンジンは更に勢いを増して来た。もう、隠し切れ無い。股間のスースーとジンジンが完全に露見してしまう。いや、さっきオナニーやレズクンニで絶頂したことまでが、知られてしまうのではないか。なぜか摩耶には、そう思えてきた。
 実際には、涌井は、タブレット端末でレズクンニのシーンもオナニーのシーンも鑑賞しており、摩耶の絶頂祭りも目の当たりにして来たのだが、そんなことは、摩耶は知らない。
 ただ、涌井の視線が注がれている辺りがスースーし、ジンジンし、熱く火照り、赤く染まっている。その事が、摩耶の、誰にも知られたくない恥ずかしい事実や行為を、見ず知らずの男に教えてしまうような気がしているのだ。
 だが、摩耶は、その身体を守らなくてはいけない。見ず知らずの男の汚らわしい手に触れさせてはいけないのだ。陽子とのレズプレイにのみ供するべき身体なのだ。出来るだけ抵抗するように、陽子にも言われたのだ。
 守らなければいけない。抵抗しなければいけない。だが、スースーして、ジンジンする。スースーとジンジンがバレてしまったら、守り切れるとは思えない。抵抗出来る気がしない。だが、火照る。赤く染まる。太腿に現れたその視覚的変化が、すべてを暴露している。
 涌井の熱視線は、太腿を射抜くそれは、摩耶に絶体絶命を意識させた。このままでは、ヤられる。穢されてはいけない身体を、犯される。抵抗もできずに、犯される。太腿の火照りと赤い色から、ジンジンとスースーを見抜かれたら、犯されてしまう。その太腿を覆うべきスカートの布地が、なぜ、こんなにも短いのだろう。
 阿呆だと、摩耶は初めて自分自身で思った。このスカートは、阿呆の短さだと。こんな短いスカートをしていたら、犯されても仕方がないじゃないかと。守るべきものが、守れないじゃないかと。
 だが、今更そう思っても、スカートが伸びる訳でも無く、赤く染まった太腿は見知らぬ男の熱視線に曝され続けているのだ。摩耶は、思わず内太腿に力を込めてしまった。目いっぱい内股になる方向に、力を懸けてしまった。
 媚薬を塗り込まれてヴァギナは敏感になっているのだ。そこで股間に力を込め、目いっぱい内股になったら、肉壁同士の摩擦が生じ、ヴァギナには絶大な刺激が駆け抜ける。
「あはぁっ!」
 思わず声がでた。背中をのけ反った。大きくも無い乳房が、のけ反る事によって存在を主張した。ヨレヨレのブラウスを内側から押し上げて、ボコンと半球を成す立体形状が露わになった。
 腰は後ろに引かれた。尻が突き出された形だ。こちらも、丸い形状をスカートの上にボコンと露出。全身が艶めかしいS字を描く。何てエロティックなポーズだろうと、摩耶は自分でも思った。内股になることで生じた電撃的な刺激が、摩耶に、見ず知らずの男の眼前での、極めつけにエロティックなポージングを強要したのだった。


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